三重県多気町に、経営再建をはかる小さな動物園があります。立て直しの秘策は、無償で動物を手に入れること。
スマートな体と長い耳が特徴的な野生のネコ“カラカル”。一見大きめのネズミ。でも、種類としてはゾウに近いという意外性がウリの“キボシイワハイラックス”。
少しマニアックな動物たちが話題の動物園が、三重県多気町にあります。
「ヤギは斜面を歩くのが得意」地形を活かした展示エリア
「ごかつら池どうぶつパーク」。2024年にリニューアルをはかり、かつての経営難にあえぐ観光施設から脱皮を図る最中にあります。
(ごかつら池どうぶつパーク 高橋文彦園長)
Q.ヤギの展示エリアの特徴は?
「ヤギは斜面を歩くのが得意。本来あるべき姿をお見せしたい」
リニューアルの目玉だというのは、ヤギの展示エリア。動物園の地形をそのままいかして、急斜面で暮らすヤギの生態を見せる工夫だといいます。
“ちょっと珍しい動物”を呼び込む
ゾウやキリン、コアラやパンダなど分かりやすいスター動物はいませんが…
(高橋園長)
「フェネック、西日本初上陸のキボシイワハイラックス」
Q.最近来た個体?
「去年の12月に来た個体」
ちょっと珍しい動物たちを集めています。
昔は「ゾウ」や「トラ」がいた“普通の動物園”
リニューアルと共に園長になった高橋文彦さん。横浜では動物園を立ち上げ、アフリカでは野生動物の保全活動に関わってきた、野生動物飼育のスペシャリストです。
ここは1993年の開園時、ゾウやトラもいる「普通の動物園」として人気を集めましたが、大型動物がいなくなった後は、施設の老朽化に加え新しい動物を購入する余裕もなく、じり貧の状態に…
希少動物が多い理由は?建て直しの“秘策”
転機は2024年6月。民間運営に舵を切り「ごかつら池どうぶつパーク」としての再出発でした。
「見てくれた!!」
「まだ小さいね」
「赤ちゃんなんじゃない?」
この日、来園者の注目を集めていたのは、砂漠に生息する世界で最も小さなネコ科の動物で、愛らしい姿が特徴の「スナネコ」。
12月15日に神戸の動物園からやってきたばかりですが、購入ではなく、無償で譲り受けました。これが動物園建て直しの「秘策」です。
(高橋園長)
「キャパオーバーになっている動物園の、希少な動物たちを預かることによって、(預け元の動物園に)スペースができる。そうするとまた繁殖ができる」
「園に来てもらうきっかけに」
繁殖を進める際、動物が増えて飼育スペースが足りなくなる問題に目を付け、増えた個体の受け入れ先となることで、貸し出し元の動物園は飼育スペースを、一方ごかつら池は新しい動物をそれぞれ得ることになり、WIN-WINの関係となるのです。
(高橋園長)
「たくさん展示動物を増やしていこうと思うが、三重県初になったりもするので、そこは経営者としては、園に来てもらうきっかけにしたい」
クラウドファンディングで約2800万円の支援
この方法で、スナネコやキボシイワハイラックスなど、展示の目玉となる希少な動物を手に入れました。さらに去年10月から、クラウドファンディングも実施。2か月あまりで目標の3倍近い約2800万円の支援を受けました。
このお金を獣舎や飼育環境の改善に使い、“安心して動物を預けられる施設”という評判を全国に広げることで、更に新しい動物を呼び込む作戦です。
去年12月には、今人気のマヌルネコも入手。さらに、最新設備のケージを作ることで、コウノトリの受け入れも決まっています。
(高橋園長)
「受け入れ準備が出来れば、すぐに入ります」
全体の約半分が“非公開エリア”
(高橋園長)
「ここは非公開エリアで、物価高や資材が手に入らないということがあり、リニューアルオープン出来なかった」
それでも状況はまだ厳しいのが現実。リニューアル出来たのはごく一部で、エリア全体の半分近くが、手つかずで公開されていません。イノシシやサルなど一部の動物は、人目に触れずこのエリアに飼育されています。
価格高騰の中、エサ代も大きな負担ですが、現在900円の入園料は値上げしないと言います。
(高橋園長)
「家族で来るとなると、2倍3倍になってしまうので、本当は1000円以上とりたいが、そこは自分たちの努力というところで、いまの料金設定にしている」
園内ツアーで未公開エリアも紹介
単なる娯楽施設ではなく、動物の保護や子どもの教育の場としての動物園を作り上げたいという園長。迎えた2026年、園は元日から通常営業していました。
(奈良から)
「職員さんたちが頑張っているから、ちょっとでも応援できたらと思って来ている」
(東京から)
「動物園デビューかも。こぢんまりしていて、とっても良い」
福引き大会など正月ならではのイベントのほか、高橋園長が園内を案内するツアーでは、未公開エリアも紹介。
(高橋園長)
「ここにレッサーパンダが来ます。ここがレッサーパンダの部屋と展示場になる。(リニューアルを機に)希少な動物をここで飼うことになりました」
「これをあげないと動物さんたちは元気にならない」
今後の園の未来像だけでなく、資金不足や物価高騰についても、ユーモアを交えながら正直に説明します。
(高橋園長)
「野菜は本当に値段が上げっている。これをあげないと動物さんたちは元気にならない」
園長や職員との距離の近さも魅力の1つ。
老朽化や人手不足、入場者の減少に全国の地方動物園が苦しむ中、この挑戦は再生のモデルケースとなるのかもしれません。

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