
本記事で紹介している書籍です。
超利益経営
圧倒的に稼ぐ9賢人の哲学と実践
発行日
2025年01月15日
著者名
村田 朋博 著
発行元
日本経済新聞出版
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企業が(に限らず人も国家も)長期にわたり輝き続けるのがいかに大変なことかを書きました。世界で最も名の知れたコンサルティング企業の出身者が、40年前に「超優良企業の候補」と判断した企業のうち、なんと4分の1は破綻しています。
第二章:9賢人の哲学と実践
上記のように困難を極める企業経営において、素晴らしい実績を残す賢人がいます。本書では、経営書で何度も取り上げられているような経営者のみならず、少なくともその賢人度合いに見合うほどは認知されていない賢人経営者の思想と実践を紹介します。
- ローム創業者 佐藤研一郎氏
ピアニストから経営者へ、ニッチを見極めた経営者。「僕はギャンブラー」として勝負に挑み飛躍。 - ローム元取締役 疋田純一氏
人とは違う、目から鱗発想の経営者。「天邪鬼経営」の概念を思いつかせてくれました。 - マブチモーター創業者 馬渕隆一氏
理念の経営者。一代で営業利益300億円企業を創り上げました。 - ヒロセ電機 中興の祖 酒井秀樹氏
演出家経営者。30人の企業を営業利益300億円に飛躍させました。 - エーワン精密創業者 梅原勝彦氏
裸一貫で人生を切り拓いた経営者。小学校卒業と同時に丁稚、その後独立し、35年間の平均利益率が35%となる企業を創りました。 - ルネサスエレクトロニクス元CEO 作田久男氏
「最後の砦」経営者。破綻間際の企業を蘇生させ、その後の発展の礎をなしました。 - キーエンス創業者 滝崎武光氏
イデオロギーを捨て「自律企業」を創った経営者。キーエンスは、高成長(創業50年で売上高1兆円)、高収益(営業利益5,000億円)、高給(平均給与2,000万円超)と、垂涎の企業です。 - ジョンソン・エンド・ジョンソン元代表取締役 大瀧守彦氏
「ブラック・スワン」を見逃さず、高収益事業をゼロから立ち上げた経営者。 - ミネベアミツミ 中興の祖 貝沼由久氏
戦略と実践の経営者。「書を捨て現場に出」、光速の意思決定で企業規模を5倍にしました。
キーエンス滝崎氏のみ面談が実現しませんでしたが、他の8賢人は直接対峙し教えられた方々です。
第三章:次世代を担う経営者へ14の伝言
本書の第三章では、次世代経営者への14の伝言を記しています。ここでは、その中からいくつかを例示します。
- まず何より、社員が退社するときに「ああ、良い会社だったな」と言わせてほしい
- 人は「中期経営計画」では動きません。人を駆り立てるのは夢。夢を社員に示して欲しい。
- 社員にウサイン・ボルトと競争させないで欲しい、「楽して」勝てる事業を提供して欲しい。
- 凡人とは違う建設的天邪鬼発想で導いて欲しい。
- 社会が「ああ、あの会社ね」と認知できる暖簾を確立して欲しい。
- 今、追い込まれている企業の経営者におかれては、世間をギャフンといわせて欲しい。
- 経営に時間の概念を持って欲しい。
出所:村田朋博『超利益経営――9賢人に学ぶ哲学と実践』(日経BP,日本経済新聞出版)を基に著者編集
日本の一人あたりGDP(≒給料)は米国の40%にまで凋落しました。9賢人に学び、次世代を担う経営者、若者が日本を再度輝かせてくれることを祈願いたします。
▼Japan Innovation Reviewにて本書籍が紹介されています。ぜひご覧ください。
「僕はギャンブラー」祖業の抵抗器から半導体事業へ転換して大勝ちした、ローム創業者・佐藤研一郎氏の勝負眼とは?