エイベックスは、携帯電話による映像配信サービス子会社のエイベックス通信放送(東京都港区。売上高112億円、営業利益4億6200万円、純資産73億1000万円)の全保有株式70%を、合弁パートナーのNTTドコモ(東京都千代田区)に譲渡することを決めた。
エイベックス通信放送は2009年に設立し、エイベックス傘下のエイベックス・エンタテインメント(現エイベックス・デジタル、東京都港区)が70%、NTTドコモが30%を出資。会員制携帯有料動画配信サービス「BeeTV」を世界初の携帯専用放送局としてスタートした。ドコモが2015年4月に提供を始めた定額制動画配信サービス「dTV」は翌年に国内映像配信サービスで初めて会員数500万人を突破した。
合弁関係を解消後も、エイベックスグループは一定期間、エイベックス通信放送の運営業務を受託するとともに、コンテンツ調達などで連携を継続する予定。