
セガサミーホールディングスは英国現地法人を通じて、人気モバイルゲーム「アングリーバード」で知られるフィンランドのロビオ・エンターテインメント(ウーシマー県。売上高467億円、営業利益41億8000万円、純資産333億円)をTOB(株式公開買い付け)の手続きで子会社化することを決めた。
ロビオは2003年に設立。同社のモバイルゲームは累計50億ダウンロードに上り、なかでも2009年に発売した「アングリーバード」は世界的な大ヒットとなった。この「アングリーバード」はゲーム以外にもブランドライセンス事業を通じてアニメ、キャラクターグッズなどの幅広いジャンルでブランド展開されている。
セガはロビオの高度なモバイルゲームの開発能力や運営力を獲得し、自社のゲーム事業基盤との相乗効果を引き出し、グローバル市場でのプレゼンス(存在感)向上につなげる。