丸紅は4日、50.06%の株式を保有する子会社のアルテリア・ネットワークスに対して、セコムと共同でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB成立後に東証プライム市場での上場は廃止する見通し。

TOB完了後の持ち株比率は丸紅が66.66%、セコムが33.34%。

アルテリアが手がけるインターネットサービス(光インターネット接続サービス、IP電話サービスなど)、ネットワークサービス(専用線サービス、VPN接続サービスなど)、マンションインターネットサービス(全戸一括型光インターネット接続サービス)、デジタル・トランスフォーメーション(DXサービス)と、丸紅およびセコムの事業とのシナジー(相乗)効果が狙い。

買付価格は1株当たり1980円で、公表前営業日での終値1965円に対して0.76%のプレミアムとなる。買付予定数は2494万358株で、下限は829万3500株。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。買付代金は約493億8200万円。買付期間は7月5日から8月2日までの20営業日。決済の開始日は8月9日。公開買付代理人は野村證券。

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