炭素製品大手の東海カーボンは、欧州市場の需要低迷や価格競争の激化に伴い、ドイツの黒鉛電極製造子会社を現地投資会社に譲渡する。TOKAI ERFTCARBON GmbHは2005年にグループ入りし、東海カーボンの電極事業の日米欧3極体制の一翼を担っていたが、最近は低稼働率によるコスト増などの課題を抱えていた。

同社は売上高118億円、当期純利益△75億円、純資産65億円(2024年12月期)。

譲渡価額は非公表。譲渡予定は2025年6月。TOKAI ERFTCARBONの全株式を譲渡する。

編集部おすすめ