
35度超えの猛暑日にフラフラと歩いている野良猫を緊急保護する様子を収めた動画がYouTubeに投稿されました。野良猫が直面する過酷な現実は記事執筆時点で6.5万回以上再生されるなど注目を集め、無事保護されてからの安心感溢れる猫の表情に「よく頑張ったね」「(保護に)感謝しかない」といった声が上がっています。
身を案じていた野良猫と再会
ある日、保護猫活動をされている投稿主さん宅の玄関に1匹の野良猫が現れたといいます。数日は通ってきてくれたもののすぐに現れなくなり、1ヶ月ほどが経過していたのだとか。野良猫は高齢のようだったため、どこかで亡くなってしまったのでは…と心配していたそうです。
その後、暑さが増す頃になって再会した時にはガリガリに痩せてしまっていたという野良猫。「このままではこの子は生きていけない」と思った投稿主さんは、猫を緊急保護することにしたといいます。
熱中症になりかけていた猫を緊急保護
35度という猛暑の中で猫はフラフラと歩き、捕獲機に入る気力すらもなさそうだったのだとか。
なかなか車の下から出てきてくれない猫をおやつで少しずつおびき寄せますが、体力がないのか日陰から出ようとはせず、すぐにぺたんと地面に伏せてしまう状態だったそうです。半ば強引ではあったものの、なんとか素手でバッグに入れて保護したといいます。
猫は衰弱していて命の危険もあったことから病院に連れていくと、熱中症になりかけていたのだそうです。
食事が取れて表情も穏やかに
病院で駆虫薬と点滴をしてもらい、一晩しっかり休んだ猫。翌日になるとモリモリご飯を食べてくれて、安堵の気持ちがあるのか穏やかな優しい表情へと変化したといいます。猫は涼しい部屋でお気に入りのひんやりクッションを枕にくつろぐことができ、幸せそうな雰囲気をまとっていたのでした。
炎天下の下でフラフラになった野良猫の緊急保護は、「助けていただきありがとうございます!」「涙が出ます」「こんなに辛そうでガリガリで…救って頂き感謝致します」と多くの感動を呼びました。
無事に保護される猫もいれば、過酷な環境で暮らし続ける猫もいる現実。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「鼓猫庵ファミリーの日常」さま
執筆:曽田恵音
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。