「イ・ムジチ」の来日と、新曲初演にご注目あれ

ヴィヴァルディの「四季」によって一世を風靡してきたイタリアの室内合奏団「イ・ムジチ」が、この秋再び日本公演を開催する。



1950年代に彼らが手掛けたアルバム、ヴィヴァルディの「四季」は、クラシック史上屈指の大ヒットとなり、専門家やコアなクラシックファンのみが聴くものだったこの名曲を、一般の人々が楽しむポピュラーな名曲に仕立てた彼らの功績は計り知れない。

ある年齢以上のクラシックファンにとっては、“ヴィヴァルディの「四季」=イ・ムジチ”という構図が刷り込まれているに違いない。



今回の来日公演で披露されるのは、レスピーギの「リュートのための古風な無曲とアリア」から第3組曲、ショスタコーヴィチの5つの小品、バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」に、定番中の定番であるヴィヴァルディの「四季」を組み合わせた、クラシック初心者からコア層までが楽しめる魅力的なもの。そこに、「広島・長崎被爆80周年に捧げる新作」が披露されることにも注目したい。この作品は、世界中から届いた公募作品を、イ・ムジチ合奏団メンバーが厳正に審査して選びぬかれたものだけに期待が募る。



メンバー交代を重ねつつ、結成から70年を超えるキャリアを積み上げてきた「イ・ムジチ」の今や如何に。伝統と革新の絶妙な調和を体験したい。





イ・ムジチ合奏団 日本公演 2025

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558523(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558523&afid=P66)



9月19日(金) 19:00開演
東京/東京オペラシティ コンサートホール



9月18日(木) 東京/武蔵野市民文化会館
9月23日(火・祝) 北海道/札幌コンサートホールKitara
9月26日(金) 神奈川/横浜みなとみらいホール
9月27日(土) 大阪/ザ・シンフォニーホール
9月28日(日) 埼玉/サンシティホール

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