主演・深川麻衣『ぶぶ漬けどうどす』京都人の一面が露わとなる“ちょっと怖い”本編映像公開
『ぶぶ漬けどうどす』 (C)2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

6月6日(金) に公開される映画『ぶぶ漬けどうどす』より、本編映像が公開された。



歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を越えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。

本作は、京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディ。『his』『そばかす』の脚本家・アサダアツシが構想7年を費やした完全オリジナル作品を、『南瓜とマヨネーズ』『白鍵と黒鍵の間に』など、唯一無二のユーモアセンスに定評のある冨永昌敬が映画化した。



騒ぎの火種となるのは、「本音と建前」を使い分ける県民性。その技を器用に駆使する〈京都人〉と、東京から来た〈ヨソさん〉である主人公との攻防が、面白おかしく展開する。だが、それは京都という迷宮への入口に過ぎない。〈ヨソさん〉も〈生粋の京都人〉さえも、京都を愛すれば愛するほど、奥の深すぎる不可思議なこの街に飲み込まれてゆく──。



東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライター・澁澤まどかを演じるのは、映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』や、映画『嗤う蟲』で主演を務めた深川麻衣。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環には、40年以上のキャリアを持ち今なお活躍の幅を広げる室井滋。さらに、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、松尾貴史、豊原功補ら、実力派俳優たちが古都に集結した。



公開されたのは、本当は怖い(かもしれない)京都人の一面が露わとなる本編映像。東京から京都の扇子店に嫁いできたライターのまどか(深川麻衣)は、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。ある日、梓(片岡礼子)が女将を務める京料理店を訪れたまどかは、梓から、年々廃業する老舗が増えていると教えられる。

老舗がなくなるということは「京都の顔」がなくなるということ。「自分とこだけ守っててもあきません。皆で助け合っていかんと」という梓の言葉に、まどかは深い感銘を受ける。



その後、義母の環(室井滋)の留守中に店番を務めていたまどかは、不動産業を営む上田(豊原功補)の頼みを聞いて、老舗を紹介するテレビ番組に出演する。放送された番組で、まどかは梓の話を受け売りし、さらに女将たちの集まりを「洛中女将さん会」と勝手に名付けて紹介してしまう。自分たちのマンガも放映され、まどかは大はしゃぎするが……。



主演・深川麻衣『ぶぶ漬けどうどす』京都人の一面が露わとなる“ちょっと怖い”本編映像公開

公開された本編映像は、番組のお礼がしたいという体で梓に呼び出されたまどかが、「あんな大層なこと言われたら恥ずかしゅうて街歩かれへんやろ」と、きつく叱られるシーン。また、「洛中女将さん会」と勝手に名付けたことに対し、老舗の女将一同はまどかに詰め寄る。「洛中」とは、京都の中心部を表す言葉。どうやら洛中と洛外との間には見えない溝があるようで、その存在を知らずに「洛中」を冠した名前を付けてしまった。



主演・深川麻衣『ぶぶ漬けどうどす』京都人の一面が露わとなる“ちょっと怖い”本編映像公開

ピリついた雰囲気の中、梓が実は生粋の京都人ではなく、外から嫁いできた“ヨソさん”であることが判明。空気が読めないまどかは、さらに追い打ちをかけるように、その場に集まった女将さんたちに「もしかして、(皆さんは)洛外なんですか?」と発言し、その場を凍らせる。

この騒動をきっかけに猛省したまどかは、京都の「本音と建て前」の文化を勉強しようと決意するのだが、京都のさらなる深みにはまっていく本編映像となっている。



『ぶぶ漬けどうどす』本編映像



<作品情報>
『ぶぶ漬けどうどす』



6月6日(金) 公開



公式サイト:
https://bubuduke.jp/



(C)2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

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