【ライブレポート】CRAVITY　ファンと一体となった豊洲PIT「これからも一緒に成長していきましょう。」

2022年11月09日(水)18:00

【ライブレポート】CRAVITY　ファンと一体となった豊洲PIT「これからも一緒に成長していきましょう。」

デビュー2年目のK-POPボーイズグループCRAVITY（クレビティ）が、10月19日・20日に東京・豊洲PIT、21日・22日に大阪・オリックス劇場にて『CRAVITY, THE 1ST FAN-CON ‘CENTER OF GRAVITY' IN JAPAN』を開催した。今回は『CRAVITY THE 1ST FAN-CON 'CENTER OF GRAVITY' IN TOKYO』と題した20日豊洲PIT昼公演の模様をレポートする。

今公演は6月に大阪で行われたイベントの東京版で、13曲のライブパフォーマンスにゲームとトークコーナーを挟んだ構成。ライブはパワフルにかっこよく、余興は“男子校の休み時間”のようなわちゃわちゃ感で、集まったLUVITY（ファンの愛称）たちを楽しませた。

真っ暗な会場にLUVITYたちが手にしたリメンボン（ペンライト）の白い光が星のように瞬く、まるで宇宙のような幻想的な光景が広がる中、9人がステージに登場。“CRAVITYの始まり”ともいえる1stアルバム収録曲の「Top of the Chain」と「Break all the Rules」をアクトし、パワフルに幕を開ける。

「TOKYO～！」というセリムの威勢のいい声が響き、本格的にイベントがスタート。
「一番かわいいアレンです」「こんにちは！ラーメン、つけめん、僕イケメン！ヒョンジュンで～す！」と、それぞれ個性的な自己紹介をすると、“チームの日本語担当”ウォンジンは「今日のために頑張って準備しました。

一生懸命楽しんでくれたらうれしいです。いきましょう！」と観客のテンションをあげた。続くステージは、ミディアムバラードナンバー「Realize」。これはミニが「LUVITYが恋しくなった時に聴く曲」だそうで、メンバーたちも観客一人ひとりとアイコンタクトをしながら歌い上げる。ラテン語で「来た、見た、勝った」という意味のタイトルを持つ人気曲「VENI VIDI VICI」では、一転、キレのいいダンスで魅了した。

ここからはファンと一緒に楽しむ時間。

会場前に設置されていたポストイットにファンたちが書いたリクエストの中から、メンバーたちが一人一枚ずつ選び、応えることに。

1つ目のお願いは、ウォンジンに「愛嬌ポーズをして」というリクエスト。するとウォンジンは「これを選んだ人も一緒にやるのが韓国のルール！」とミニを道連れに。するとミニは、日本語で「おやすみ～」と言って、可愛く“おねんねポーズ”。

一方、ウォンジンは「ご飯食べて♡」「クァッ　クァッ　クァッ」と宇宙人のような声で言って笑わせた。続いては、ウビンに「体の半分だけで『Adrenaline』を踊って！」という高難度なリクエスト。

すると、ウォンジンが「表情も右（側の顔）だけで！」とハードルを上げる。ファンとウォンジンのむちゃぶりに「どうやるんだよ」と苦笑いしつつ、メンバーたちのアカペラに合わせ、“右半身ダンス”を踊り切るウビンが最高にクールだった。

アレン＆テヨン＆ジョンモにはDAY6の「You Were Beautiful」のアカペラ、ヒョンジュン＆ウォンジン＆テヨンには、以前3人がTikTokで披露したJessiの「ZOOM」の完コピ、そしてソンミンにはBLACKPINKの「Pink Venom」を踊ってほしいというリクエストが。色気たっぷりにワッキングを決めたソンミン。だが、自分では納得がいかなかったようで、「次はきちんと練習してからお見せします」とリベンジを約束していた。

韓国で9月にリリースされたばかりの新曲「Knock Knock」と、ファンとの未来に想いをはせるイメージビデオを挟み、イベントは第2章に突入。

まずは、恋のトキメキをテーマにした「Maybe Baby（チョアハナバ）」を披露。サビの「チョアハナバ」を「好きなんだ」と日本語にアレンジして歌う粋な演出でファンを喜ばせた。

第2章のメインイベントは、3人一組で挑戦する“人名当てクイズ”。写真の一部をズームアップしたショットを見て、誰の写真なのかを当てることになるのだが、これが思いのほか難問の嵐。そんな中健闘したのが、テヨン＆セリム＆アレンの“モアチーム”。テヨンは恐竜のぬいぐるみの口元のズームアップを見て“ぬいぐるみを持っている”ウォンジンの写真であることを当てるミラクル。

セリムは“黒い革靴”のアップだけでミニと即答した。

一方、アレンは首元の写真を見て、自信満々に「ヒョンジュン」と回答。だが、正解はアレン自身。「ぼ、ぼく!?」と、目をまんまるくして驚く様子がかわいかった。9問を終え、最下位となったのは、ソンミン＆ミニ＆ウォンジンの“ミファソ”チーム。ソンミンは「ビリも悪くないと思います。

中途半端に2位になるよりはビリのほうがマシです！」と負け惜しみ。3人はおもしろカチューシャとメガネを装着したまま「Ohh Ahh」、「Cloud 9」をパフォーマンスするという罰ゲームをすることに。だが、3人が3人とも超絶かわいくなってしまい、罰ゲームなのか“おいしい”のかわからなくなっていた。

ここで、続くライブパフォーマンスのために、4人と5人に分かれて着替えをすることに。ステージに残ったメンバーたちはフリートークで会場を温める。ミニから「日本語を教えて」と言われたソンミンは、全力のぶりっ子ジェスチャー付きで「おいしくなあれ。萌え萌えキュン！」と“メイドカフェで使える日本語”をレクチャー。ソンミンの勢いに若干圧倒されつつ、「お、おいしくなあれ……。萌え萌え……キュン」と練習をするミニ。ノリノリのソンミンとの温度差が逆に萌え！

上はブレザーの制服、下はデニムというハイブリッドなファッションに身を包んだ9人がステージに集まり、ここからは怒涛のダンスパフォーマンスタイムに。自動車のエンジンが回る動きを取り入れた「My Turn」、カッコかわいいCRAVITYの魅力が炸裂した「Adrenaline」をアクトする。エンディングトークを挟み、本編最後の曲「PARTY ROCK」になると、メンバーたちの「遊ぼう！」という掛け声にLUVITYがくるくるとペンライトを回し、フロアは絶頂へと導かれた。

アンコールの拍手に応え、リメンボン片手に9人が再び登場。「HOT AIR BALLOON」のブレイクタイムには、テンションが上がったアレンが得意のブレイクダンスを投入し、アフターパーティーを盛り上げた。「昨日から始まった東京公演、貴重な体験をさせていただきました。一生懸命応援してくださり、誉め言葉を惜しまず、かわいい姿を見せてくださりありがとうございます」（ウビン）「僕たちこれからも一緒に成長していきましょう。愛しています」（ジョンモ）と、それぞれメッセージを伝え、「Late Ｎight」でフィニッシュ。最後は全員一緒に日本語で「2022年10月20日、僕たちの時間を覚えていてね」と叫び、約2時間15分のイベントの幕を閉じた。

Text：酒井美絵子　Photo：田中聖太郎写真事務所

＜公演情報＞
CRAVITY THE 1ST FAN-CON 'CENTER OF GRAVITY' IN TOKYO

10月20日(木) 豊洲PIT 14:00公演

セットリスト

01. Intro + Top of the Chain
02. Break all the Rules
03. Realize
04. VENI VIDI VICI
05. Knock Knock
06. Mabe Baby
07. Ohh Ahh
08. Cloud 9
09. My Turn
10. Adrenaline
11. PARTY ROCK
EN1. HOT AIR BALLOON
EN2. Late Night

＜ライブ情報＞
2022 CRAVITY SPECIAL FANMEETING＜CHRISTMAS PARTY ROCK＞

12月10日(土)・11日(日) グランキューブ大阪メインホール
開場13:00 / 開演14:00・開場17:30 / 開演18:30

【チケット料金】
・FC会員：9,300円（税込）
※FC限定指定席 / 1公演につき4枚まで（同行者が非会員でも同価格で申込可）

・一般：9,800円（税込）
※一般指定席 / 1公演につき4枚まで
※未就学児入場不可

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受付期間：11月16日(水) 23:59まで