
磨きが掛かるターンを武器に飛躍を遂げる安河内健
初日は4Rの1回走りだった安河内健(29)=佐賀・122期=が、3コースからまくって白星発進。「良かったです」と胸をなで下ろした。
「出足、行き足は問題ないし、気になるところもない」と相棒を十分に評価したが、「まだ上積みはできそう」と腕まくり。戦線を見据えて、さらなる機力アップをもくろむ。
近況の足取りは軽やかで、今期(昨年11月~4月28日)勝率は自己最高の7.03を誇る。「ターンに自信が付いてきたので、ターンで勝負しようというマインドになってきましたね」とその充実ぶりを回顧した。
「エンジンが出ていないとあたふたして、レースもちぐはぐになっていました」。そんな過去にも終止符を打ち、「しっかりSをして、自分のターンをすればレースができる。気持ちの面でも落ち着いて臨めています」。どんな時も荒ぶらないメンタル面の成長も好調の要因だ。
「地元戦で爪痕を残したいですね」。予選突破はもちろん、その先の頂も虎視眈々(たんたん)と狙う。