
九州共立大でも野球部だったが、3年生からはコーチ兼任。4年のときの全日本大学野球選手権では、コーチとしてチームをベスト16に導いた。
競輪ファンの父の影響で、「いつか競輪選手になりたいと思っていました」。大学2年のとき別府競輪場へ脚を運び、後の師匠・安東英博(大分・87期)を紹介してもらった。「競輪選手と実際に会って、その人間性に魅力を感じました」と本格的に目指すことを決めた。大学在学中、野球部でコーチを務めながら自転車の練習を続け、2回受験した。
合格は3回目、大学卒業後。養成所に入ると「学びばかり。1000メートルの独走は1分7秒台が目標でしたが、6秒台が出せました」と成長できた。第2回、第3回記録会はいずれもA評価。その能力は魅力たっぷりだ。
目標は「小松崎大地さん(福島・99期)。
①2000年7月8日、24歳②大分県津久見市③津久見高―九州共立大④別府⑤安東英博・87期⑥39位⑦11秒06、22秒91、1分06秒74⑧174.8、81.6、O
山本康旗
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九州の男子は10人がデビュー/127期九州勢新人紹介
1
尾野 翔一(25)福岡 在所1位のパワーを披露
2
野津 宏介(28)福岡 自転車通勤きっかけに転身
3
鶴 淳志(24)福岡 後藤大輝とタッグ再結成へ
4
山口留稀哉(22)長崎 幻の甲子園経て兄姉を追う
5
吉田 航(25)大分 野球を断念して計6回受験
6
山本 康旗(24)大分 大学野球をコーチしながら
7
生野 優翔(23)大分 ロードのプロから方針転換
8
佐藤 魁皇(22)熊本 サイクリング高じてプロに
9
下山 聖斗(23)鹿児島 兄の自転車にこっそり乗車
10
新垣 慶晃(24)沖縄 走るのが嫌で自転車好きに
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九州ガールズは4人デビュー/128期九州勢新人紹介
1
北津留千羽(19)福岡 父同様に応援される選手に
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岩元 杏奈(24)宮崎 就職後に決意固め卒記女王
3
成海 綾香(24)沖縄 鹿児島で培った脚力で勝負
4
池原 杏(20)沖縄 ダッシュ力でレース動かす