
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
2日目5R、地元地区の中部勢が初勝利を挙げた。皿屋豊(42)=三重・111期・S1=が赤板で先に先頭に出て、打鐘前に町田太我―桑原大志を出して3番手キープ。
勝利者インタビューではファンから大歓声。その後、報道陣には「人気になっていたので緊張しました」とほっとした笑顔を見せた。赤板で脚を使いながらも、「町田君に踏み直されても、その上を行ける感じだった」と完勝。自力型で111点の点数は伊達ではない。
「昨年10月の親王牌の後、脇本雄太君に練習に誘ってもらった。そこで『ここが足りない』『ここを鍛えたら』とアドバイスを受けて、練習を見直した。そしたらGPシリーズあたりから調子が上がってきました」。グランプリスラム達成者の金言を受け、中部のファンのためにも快走を続ける。
▼7R(皿屋豊) 初日に好プレーで勝利した村上博幸とタッグ。準決勝ち上がりを目指す。7=3―12459。
▼11R(佐々木豪) 晝田宗一郎は脇本雄太が相手でも物怖じしない。早めに仕掛ければマーク佐々木豪がスピードをもらってゴールへ飛び込む。1―23―234579。

2日目5R、今大会の中部勢初勝利を挙げた皿屋豊