【名古屋競輪・GⅠ日本選手権】SSとして初のGⅠを戦う犬伏湧也が快走「もっと良くなりそう」
 4月からSSとなった犬伏湧也(29)=徳島・119期=がパワフルに駆けて準決へと勝ち上がった。3日目9R、後ろ攻めからタイミングを図ると、赤板2角からスパート開始。
鐘4角でライン3車が出切ると、番手の松本貴治の好ブロックもあって、松本、犬伏、3番手の三宅達也の順でゴールした。

 「見極めて、一発どこかで仕掛けようと思っていた。バックではしっかり踏み直していけた。久々にいい感覚で行けた。何よりGⅠの二次予選で、中四国ラインで決められた」と満足げだ。

 4月、SSの初戦となった高知記念の初日特選で落車。「落車の違和感は減ってきている。もっと良くなりそう」と言うが、それはまだ影響が少なからず残っているということ。師匠の小倉竜二がけがをしても平気な顔をして走り続けるように、犬伏も言い訳にすることはない。

 昨年のダービーは二次予選敗退した。だがSSとなった今年、決勝進出がノルマだと考えている。「競輪選手はけががつきもの。
けがに強い選手になりたい。気持ちを強く持って走る」。けがにも負けず、準決も気迫で突破する。


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中四国で確定板を独占し、笑顔で報道陣の質問に答える犬伏湧也


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