
【記者コラム・三島隆助の思想タイム3.40】
「これはヤバいぞ~」。準決7Rで2着に粘って優出を決めた林弘明(51)=山陽・24期=はレース後、あまりにもひどかった乗り心地に苦笑いをしながら、そう繰り返した。
原因はタイヤの跳ね。というより、それを通り越した「車が暴れる」症状。〝ドドド持ち〟で跳ねにはいつも悩まされているとはいえ、今回はかなりひどかった。「スタートが行けたから良かったけど、(前に)引っ付いて抜かれないようにするだけ。きつかった」と疲労感いっぱいの表情も見せた。
そんな「ヤバい」状態でも上に勝ち上がれたということは、エンジン自体は絶対にいいはず。優勝戦は雨予報もチラリ。「初日試走は雨がすごく降っていて(ドドドは)こなかったけど、普通の雨だったらどうか…」。雨でも足周りには一抹の不安を抱えるが、「せっかく乗れたので頑張りますっ」。まずは跳ね対策に集中し、準決よりも一つ上の着順を目指す。▼8Rは晴雨ともに3-65-651。
▼7R 山本将之は少し前に同期からもらったアドバイスで雨上向き。
2着に粘って優出を決めた林弘明