【名古屋競輪・GⅠ日本選手権】6年前の名古屋で駆けた菅田壱道 今度は自分がGⅠ制覇だ


【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】

 菅田壱道(38)=宮城・91期・S1=が、初タイトルに挑戦する。2006年7月デビューで、もうすぐ丸19年。
北日本の機動型には新田祐大、小松崎大地ら年上もいるが、この年齢まで自力を基本に戦っているのは立派だ。

 普段から「若い選手が出てきてほしいんですけどね」と番手回りを切望している。だが、北日本の後輩でトップ級の自力型は新山響平、中野慎詞ら少数。今も自力の番組を組まれることが多い。

 名古屋でのビッグ決勝は2019年のオールスター以来。そのときは、新田、渡邉一成、佐藤慎太郎を率いて先行。9着に敗れたが、新田のVにつながった。

 決勝は新山の番手。「5日目の動きが一番良かった」と準決1着で気分良く決勝進出。競輪界を代表する先行選手に加え、後輩の阿部力也が後位を固める。これ以上ないタイトルチャンス。19年間の苦労を一気に吹き飛ばすために、ゴール線へと抜け出す。


 ▼11R(菅田壱道) 古性は新山の好位は欲しいが、菅田の位置を狙うと眞杉に有利になることも考えられる。菅田は無風でバック線を迎えれば、Vへ抜け出す。8―136―1369、8―1―4。

 ▼7R(高橋晋也) 九州勢VS脇本の構図。お互いその相手だけ見て戦うはず。やり合って北日本勢の出番。4=8―3579、4―7―58。


【名古屋競輪・GⅠ日本選手権】6年前の名古屋で駆けた菅田壱道 今度は自分がGⅠ制覇だ

GⅠ初制覇へ好位置を回る菅田壱道


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