
1年3カ月ぶりの当地参戦で気合十分の篠原飛翔
幸先よく滑り出した。篠原飛翔(26)=福岡・124期=は初戦となった初日3Rでまくった中辻崇人マークから2着を奪うと、後半8Rは4コースから差し抜けて絶好枠の古澤光紀を撃破。
当地は地元ながら1年3カ月ぶりの参戦。とはいえ過去にフレッシュルーキーを務めてどのレース場よりも走った水面であり、「走り方は体が覚えている。ブランクは一切関係ないです」と言い切る。それ以上に目立ったのが当地への思い。「ずっと福岡を走りたくてたまらなかった。やっぱり福岡を走るのは楽しい」。この気持ちが初日の成績につながったのは言うまでもない。
前期(昨年11月~今年4月)は5.64の勝率をマークしてA級に復帰。2023年後期適用勝率で、当地のフレッシュルーキーとしては初の在任中でのA1昇格を果たしたが、そこから長いスランプに陥っていた。「B級に落ちることを怖がって、ターンもレースも何もかもがおかしくなってしまった。何が正解かも分からなくて、本当に苦しみ抜きました」
シンプルに実力不足と捉えて、「フレッシュルーキーを担った頃みたいに、思い切り行くだけ」と開き直ったことで復調。