
【記者コラム・古賀正史の「正史かける」】
弟子の次は自分を祝う―。河野真也(35)=福岡・102期=の予選ラストは勝負駆けの2回走り。
自身にとっては悔しい一日となったが、うれしい出来事もあった。弟子でもある井上慧人がデビュー初勝利。河野の後半出走前の10R発売中には、ともに水面へ飛び込んで喜びを分かち合った。
5着に敗れた後半後は「1と3(新開航と塩田北斗)みたいにいい人と比べると見劣る」と敗因を冷静に分析したが、「自分のも悪くはないですよ」と戦える足であることは再確認した。5日目となる5日はくしくも自身の誕生日。弟子に続く白星で今度は自分自身を祝う。
▼5R 4カド江夏満の攻めに乗って河野がまくり差す。5-124-全。
▼10R トップ通過を果たした藤森陸斗だが、付け入る隙があるとすれば、イン実績がそこまで高くないということ。逆に直近半年間の2コース1着率が、37%と高い小野生奈が差し切る。

デビュー初勝利を挙げた弟子の井上慧人(左)をねぎらう河野真也