【武雄競輪(ナイター)FⅠ】野田源一が〝奇策〟の先行で2着勝ち上がり「みんなが想定していないことをしよう」

準決11Rでワンツーを決めた野田源一(左)と原井博斗(右)の久留米コンビ



 野田源一(46)=福岡・81期=が珍しい先行策を見せた。準決11R、打鐘前の緩んだタイミングで一気にカマシて先行態勢に入ると、番手の原井博斗の援護も受けて2着同着に粘った。
「初日は後方になったので、2日目は緩んだところで思い切って仕掛けようと考えていた」。好機を逃さず仕掛けたことが、久々の積極策につながった。

 現在の決まり手は捲り6本、差し4本でバック本数は0。捲りや追い込みが主体の戦法だけに、驚いた人も多いはず。「みんなが想定していないことをしようと思った」とニヤリと笑った。

 これで2場所連続での決勝進出。「まだまだ脚力をつけないと」と本調子に及ばないが、昨年8月のGⅠオールスター最終日の落車負傷から徐々に復調気配にある。最終日の12R決勝は原井と再タッグ。再度好連係を決めて、昨年7月久留米以来のVを狙う。
編集部おすすめ