富武大と一緒に勝ち上がれず悔しそうな高津晃治
準決7Rは本線人気の中国2車が1、2位で入線したが、先行した富武大は2着到達も失格。番手回りで勝利した高津晃治(45)=岡山・87期=は、自分のことのように悔しがった。
富は、突っ張りきれなかった中山遼太郎の番手から叩き返したが、斜行で中山を落車させたことで赤旗審議に上がり、失格となった。
その悔しい結果に「レースのことは何も言うことがないですよ」と高津はさばさばと話したが、頑張ってくれた同地区の後輩に話が及ぶと、「審判の判定は仕方ない」と前置きした上で、少し感傷的になった。
「自分と(富)武大で人気になっていて、ワンツーが決まったと思った。最近は武大の調子が落ち気味だったし、何としても自信を付けてほしかったけど…」
45歳のベテランは決勝の目標を失ったという短期目線ではなく、防府市営の地元開催で燃えていた富の思いを踏まえ、心の底から悔しがっていた。