
2コースからまくって優出一番乗りを決めた川井萌
5日目の準優10Rに2号艇で登場した川井萌(23)=静岡・127期=が、優出一番乗りを決めた。コンマ08の鋭いSをたたき込むと、2コースから豪快にまくって快勝した。
「昨日のままのペラだと駄目だと思った」。相棒の機嫌にも素早く対応。「違う調整をしたら、ペラが水をかいてくれるようになりました」と懸命なペラ調整が見事にはまった。そして、「直線も回った後も良かったです。悪いところがないですね。全体的にストレスがないです」と大一番へ、準備は整った。
1月からA1の看板を背負い出世街道を歩み続ける未来のクイーン候補は、2月のスピードクイーンメモリアルでGⅠ初優出を果たした。ただ、その優勝戦では2周2Mで転覆。ほろ苦い思いも味わっただけに、「反省を生かして、いいレースができるように頑張りたい」と気持ちを引き締め直した。
V戦も準優と同じ2号艇で登場。最後も快速を飛ばして栄光のゴールを目指す。