【ボートレースからつ(モーニング)一般】山本幸也「全球ストレート」でさらなる躍進へ

初日9Rは全速戦の連発で3着をもぎ取った山本幸也


 〝らしさ〟があふれるレース内容だった。初日9Rで5コース発進の山本幸也(24)=福岡・131期=は道中で全速戦を連発して3着を確保。
「あれしかできないんで」と苦笑いだが、豪快なターンは今節の活躍を予感させるには十分だった。

 前期(昨年11月~今年4月)は勝率3.10をマークして、初めてB1級に昇格。適用勝率を1.00以上も引き上げる急成長ぶりで、今期はさらなる飛躍が期待される。もちろん本人も、「今期は勝率を5点台に乗せたい」と乗り気で今期をレーサー人生の分岐点にするつもりだ。

 師匠は94期の今井貴士だが、まくり差しの名手である師匠とは違うアプローチで上を目指している。「自分は何でもできる今井さんみたいに器用なタイプじゃない。だからとにかく全速ツケマイを磨いていきたい」

 初日の成績とは裏腹に、「伸びは分が悪い」と機力はイマイチ。しかし、「ターン回りは悪くないので握っていける」と生命線の回り足は十分。持ち味の全速ツケマイを決めるだけの準備は整えている。「1周1Mも道中も握り倒していきます」。自らの生きる道を定めた山本が、変化球は投げずに豪速球一本で勝負に出る。(森 大輔)

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