【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】阿部拓真は〝ぎっくり首〟に負けず前々に攻めて準決入り


 阿部拓真(34)=宮城・107期・S2=が、連日持ち味を発揮している。初日は前々に攻めてラインの確定板独占に貢献。
2日目も、シビアな位置取りからBS捲りを放って2着に入り、準決切符を手にした。

 前検日には「私生活で〝ぎっくり首〟をやってしまって前回は欠場」と苦笑い。「振り向くのも痛いし、レースでの頭突きも厳しい。走り出したらやっちゃうかもしれませんけど」。闘争心あふれるレーススタイルなだけに、ややトーンダウンしていた。

 だがいざ走ってみると好結果。5月の宇都宮記念準Vなど今年2度、記念決勝を走っているように底力が違う。

 「首はまだピリッとしない。脚に余裕がない中でも捲りを出せたし、2着に届いた」と十分戦える手応えを得た。3日目以降も、「気持ちですね」と、好ファイトを続ける。

 ▼10R(阿部拓真)  3日連続でラインの先頭。前々に攻めて今年3度目のGⅢ決勝へ。
134BOX、4―3=78。

 ▼7R(渡辺豪大) 地元の長松空吾が酒井雄多を叩ければチャンス。佐々木豪の捲りを止めながらゴールへ駆け込む。3―148―1489、3―1―7。


【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】阿部拓真は〝ぎっくり首〟に負けず前々に攻めて準決入り

連日ラインの先頭で好ファイトを繰り広げている阿部拓真


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