【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】51歳の牧剛央が執念の3着 別府での地元記念で初の準決
 ベテランの牧剛央(51)=大分・80期・S2=が、準決に勝ち上がった。2日目10R、山崎賢人―阿部将大の3番手。
だが赤板での山崎の突っ張りに難しい対応を迫られる流れとなり、前とはぐれてしまった。

 そこからは後方に下げたが、「もう何が何だか分からなかった。でも終1半で前を見たら阿部君がいた」と、3番手に追い付いて元気百倍。山崎の捲りに付いていった阿部とはまた3角で大きく口が空いたが、「応援の声が聞こえていて、そのおかげです。他地区ならだめだったと思う」と、前を追いかけながら3着に届かせた。

 大学時代を過ごした福岡で選手登録。久留米をホームバンクとして活躍していたが、2018年4月に故郷の大分に移籍した。そこからはこの大会に2度出場。だがいずれも初戦6着で勝ち上がりを逃していた。

 地元となった別府記念での準決進出に、「決勝とまでは行かないかもしれないが、応援してもらっているので恥ずかしいレースはできない。もう一回気を引き締める」。昨年は失格も遭って18年ぶりのA級落ちを味わったが、今期は順調。
地元の大分で、記念準決でもファンに勇姿を見せる。


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2日目10R、前と離れながらも3着に入った牧剛央


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