
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
落車が好調の要因? 特選9Rは飯田裕次(39)=福岡・97期=に注目したい。先月佐世保の準決で落車して左肩を打撲したが、その後の奈良と函館でともに準優勝。「骨には異常がなかったけど、まだ肩は痛いんですよ」と右手で患部をさすりながら不安そうな顔をした。
その体の状態とは裏腹に車はしっかりと伸びている。「奈良には何もいじっていないままの新車を持って行ったんですよ。それで前検日の指定練習で乗ってみたら感じが悪くて『無理だな、終わった』と思ったんですけどね」
そこから少しずつ調整を重ねたのが良かったのかすら定かではないが、奈良(2、1、決勝2着)、函館(5、2、決勝2着)と好結果が続くのは確かな事実。
「成績がまとまっているし、この流れで今回の地元戦も頑張りたいですね」と不思議そうにしながらも、最後は笑顔を見せていた。▼初日9R特選は、S級点勝負の小柳智徳とセット。その小柳はこぢんまりせず「積極的なレースを」と鼻息が荒い。4角ハコ絶好の展開なら首位チャンスで2-6=134、2-1-4。
▼3R(宮本龍一)前回3月の地元戦は予選で75.50点(当時)の稲留敦貴を差し切った。ここも小山峻汰を逆転する可能性は十分にあるし、先輩の高田真幸の引っ張り込みまで欲張って狙いたい。3-12-12。
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2場所連続で準Vと流れがいい地元の飯田裕次