
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
西の一次予選最終レースで、〝西九州のビッグボス〟荒井崇博が白星を挙げた。初戦の3着と合わせて21ポイント。
準決フリーパスの白虎賞に進んだ。
バンク内の勝利者インタビューでは「あれだけ『荒井さーん』という声がかかると力になりますね」という振りに、「まあ、いつも通りです」と、すかし芸。さらに「これは抜けると、どのへんで感じましたか」の問いには「ゴール後です」と真顔で返答。スタンドからは笑いも漏れた。
マークした松岡辰泰が前々に果敢に攻めて、3半から追い込んだ。レース後は「辰泰が頑張ってくれた。1着なんでいいんじゃないかな」と手短に手応えを口にした。
白虎賞に進んだ九州勢は荒井と山田庸平。連係があるのか注目されたが、荒井のコメントは犬伏湧也―小倉竜二の後位だった。
「犬伏にも世話になっているし、小倉さんにもよく3番手を固めてもらっている」と徳島師弟コンビの後ろを走る理由を説明。加えて「庸平が自信なさそうだった」。昨年11月のGⅠ競輪祭でも別になった流れがあるのかもしれない。
白虎賞は勝ち上がりに関係ないが、決勝でもし一緒になったときはどうなるのか。2人に勝ち上がってもらえればその答えが分かる。
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一次予選2走目で勝利し、白虎賞へ進んだ荒井崇博
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