【山陽オート(オーバーミッドナイト)一般】番付降格の危機 〝背水の陣〟34歳が優出に成功(記者の狙い目・深堀コラム)


【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】

 〝背水の陣〟の山本将之(34)=山陽・33期=が優出に成功した。準決は内のコースを選択して前団へと着実に接近。
最後は先行する山崎進も抜いて見事、1着での通過だ。

 「みんなが外を走っていたので自分はインコースを走った。雨が降って、自分のコースが利いていた」

 試走までパラパラ程度だった雨は、レースでは土砂降りに。急激な状況の変化を味方に付けた。

 今節8人いる最高ハンディ組の一人。ただ、「このままでは、いつ前に出される(ハンディが軽化する)か分からない」。近況の平凡な成績に番付降格への危機感を募らせて今節に臨んでいる。

 その点で優出は大きなプラス要素だが、危機感の根拠は「2連対率が下がっている」ということ。2走だった3日目は準決前にも2着。じわりと2連対率はアップしても、まだ安心とはいかない。最後もダメ押しの2連対率確保といきたい。▼8R優勝戦は、山本将之の2連対絡みに期待。
雨は4=35-356、晴れは4=356-356。

 ▼2R 元S級の実力者・鈴木将光が底力を発揮。雨は6-345-345、晴れは6-234-234。

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準決1着通過を決めた山本将之
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