
当地初優出へ気合十分の富永大一
乱戦を制して勢いに乗った。4日目7Rは3コースからまくった松村敏に2コースの井上尚悟が応戦するもつれた展開となったが、富永大一(35)=福岡・104期=は4コースから的確に差し抜けて予選最終走を白星締め。
初戦の5着以外はオール3連対と、好調を維持して準優に飛び込んだ。
機力にも手応えは十分。この7Rでマークした6秒82の展示タイムは、強烈な伸び型仕様の藤山翔大とも同タイム。「展示タイム通りで行き足や伸びは悪くない」。回り足にはやや不安を抱えるが、「伸び型のペラなので仕方ない。そこは我慢」と腹をくくった。準優も軽快な伸びで勝負に出る。
当地では過去にフレッシュルーキーに指名されたこともあり、思い入れは誰にも負けない。だからこそ、フレッシュルーキー時代に果たせなかった目標をここで成し遂げるつもりだ。「福岡では何も結果を残せていない。今度こそ優出したいし、今回はチャンスだと思う」
準優までは幾度となく駒を進めているが、画竜点睛を欠く状況。過去の反省を踏まえ、最後に何が必要かは分かっている。
「今まで足りなかったのは思い切りの良さ。今度は思い切ったレースをしたい」。悲願の地元優出を、全力全開のレースでもぎ取ってみせる。(森 大輔)
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