
ファンの声援を背に約4年ぶりのVを目指す松江秀徳
準優10Rに1号艇で登場した松江秀徳(47)=佐賀・85期=が、コンマ08の快ショットを決めてインから快勝。4月の下関以来、今年3度目のファイナルの座を射止めた。
「逃げられたのは奇跡」。結果とは裏腹に松江の表情はさえない。「過去最低くらいの仕上がりだった」と丹念に仕立てたペラがマッチしていなかった様子。それでも、ここは勝手知ったる地元水面。「原因は分かっている。合えば足はいいし、しっかりターンができる」と解決の糸口は既に見いだしており、きっちりリカバリーして大一番に臨む構えだ。
奇跡はそれだけでなく、準優で逃げを決めたのは松江ただ一人で、優勝戦の絶好枠も転がり込んできた。「こんなことはなかなかない。(予選)3位からですよ」。この奇跡ばかりは、松江も素直に喜びを口にした。
優勝戦を前に、ファンには自身への盛大なエールを呼びかけた。「やっぱり応援は力になるんですよ。
愛がないと優勝できない。(韓国語で)サランヘジュセヨ(愛してください)」
そして、「引退するまでには、地元で優勝したいです」。誰よりも愛する地元水面で、約4年ぶりのVをつかんでみせる。
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