【武雄競輪（ナイター）FⅠ】後藤大輝が競輪祭に繰り上がり「一番、出たかったGⅠ。夢にまで見た舞台」

GⅠ競輪祭に繰り上がり出場が決まった後藤大輝



　九州の大砲候補に朗報が舞い込んだ。19日に開幕するGⅠ競輪祭の補欠4番手だった後藤大輝（24）＝福岡・121期・S1＝が山崎芳仁の負傷欠場により正選手に繰り上がり。
地元GⅠ初出場が決まった。

　他選手のけが等による繰り上がりで素直に喜べない事情はあるが、「うれしいですね。一番、出たかったGⅠです。自分としてはダービーより上。夢にまで見た舞台。走れるとなると気持ちが全然違う。モチベーションが上がりました」と満面の笑みを浮かべた。

　後藤にとって競輪祭は選手を目指したきっかけの一つ。「父に毎年連れて行ってもらいました。朝から並んで席取りダッシュして、4コーナーで見ていましたね。煮込みホルモンとかを食べながら」と懐かしそうに懐古。「出待ちとかもしました。
荒井（崇博）さんや大塚（健一郎）さん、佐藤慎太郎さんらにだっこしてもらいました（笑）」

　吉報が届いたのは、初日のお昼ごろ。電話で連絡を受けたという。その初日は10Rに登場して2着。打鐘カマシ先行で持ち味の先行力を発揮したが、直線で番手の小林弘和に差されて2着。「全然ダメ。持つところから行ったけど、差されたし弱かった」と不満は残る内容だが、来たる夢の舞台までに調子を上げてくるに違いない。

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