
平成ギャルカルチャーが再燃している昨今、そのブームは小学生にも飛び火。中でも話題なのが、“姫ギャル”(お姫様のようなファッションのギャル)界の新星、りりぴちゃん(10)だ。
「校長先生も雑誌を見てくれた」
2023年4月1日には、小学生ギャルをメインモデルに据えた雑誌「KOGYARU」(コギャル)も創刊されるなど、若年化が進むギャルシーン。りりぴちゃんはそんな小学生ギャル界でインフルエンサーとして注目を集めている。
今回はりりぴちゃんのお母さんにして、自身も「姉ageha」などでモデル活動をする寿リリカさん(37)同席のもと、インタビューを敢行した。
――りりぴちゃんは、ギャルはギャルでも姫ギャルだよね? どうして姫ギャルになろうと思ったの?
りりぴちゃん(以下、同) 8歳くらいの頃に「ギャルになりたい!」と思って、何系のギャルがいいか考えたときに、小学生の姫ギャルはまだ誰もいなかったので、「姫ギャルになろう!」と思いました。ママが昔、姫ギャルだったときの写真を見せてもらって「かわいい」と思ったし、私は姫とギャルどっちも好きだから。
――モデルの活動をしようと思ったきっかけは?
インスタで小学生ギャルの子たちを見て、「小学生でもこんなにかわいくなれるんだ!」「私もギャルモデルになりたい!」と思ったことがきっかけです。
――モデルやインフルエンサー活動は楽しい?
コギャルのみんなと一緒に遊んだり、撮影できたりして楽しいです。一緒にTikTokを撮ることもあります。TikTokは撮影から編集まで全部自分でやってます。
――学校の友達や先生は、りりぴちゃんの活動を知ってる?
同じクラスの子たちは全員知ってるし、他のクラスの子や他の学年の子もけっこう知ってます。「お友達になろう」って声をかけてくれたり、「応援してるよ」ってお手紙をもらったりしています。
先生もめっちゃ優しくて、「カワイイ!」とかほめてくれるし、インスタやテレビも見て応援してくれています。雑誌が発売されたときは、学校に雑誌を持っていってみんなで見ました。校長先生も雑誌を見てくれました。
メイクを自分で考えることも
――ギャルとして最近ハマっていることは?
コスメ集めです。つけまとかカラコンも全部自分で選んでいます。カラコンはピンクブラウンで、つけまは束感があるものを選んでいます。
――メイクは自分で?
いつも全部自分でしています。学校へ行く前は薄めのメイクをしているし、撮影やお出かけの前はつけまをつけたり、カラコン入れたりしています。カラコンは最初怖かったけど、最近は慣れたから1発で入れられます。
メイクはアイライナーでタレ目にするのがこだわりです。ほっぺにリボンをつけたり、ハートのシールを貼ってハートの中をピンクに塗ったりすることもあります。
――メイクはママに教えてもらう?
ママに教えてもらうこともあるけど、自分で考えたのもある!
――ファッションや髪型にこだわりはある?
ファッションは姫ギャルだからフリフリのピンクのお洋服とか、おリボンをつけること。
ヘアは盛り髪にリカちゃん人形やマイメロちゃんのぬいぐるみ、おリボン、ヘアアクセサリーをたくさんつけて盛ること。コテで巻くのは危ないからママにやってもらっているけど、それ以外は全部自分でやっています。
学校には盛り髪では行かないけど、二つ結び(ツインテール)やハーフアップとかにしてリボン系のヘアアクセサリーをつけています。
――ふだん、友達と何をして遊ぶの?
学校では鬼ごっことかくれんぼをするのが一番楽しい!
あとは、TikTokのダンスをマネして踊ったり、おままごとしたり……。公園ではキックボードやブレイブボードで遊ぶことが多いです。
「夢は姫ギャルアイドル」
――好きな教科は何?
体育、図工、算数です。
体育は遊んでるみたいだから好き! 図工は作るのが好きだから。お勉強より体を動かすことのほうが好きだけど、算数はノートを書くときお絵かきするみたいに色分けするのが楽しい!
――ママとパパのどんなところが好き?
ママはいつも笑顔で、ふざけたことばかり言って笑っていておもしろい。よくほめてくれて優しいところとおいしいご飯を作ってくれるところも大好き!
パパは優しすぎるし、いつもおもしろいことを言って笑わせてくる!
あと、顔がとにかくかっこいいし、性格もスーパーマンみたいで、困っているときにもいつも飛んできて助けてくれる。いつもりりぴと遊んでくれて、お人形さん遊びやおままごともかわいい声で楽しくしてくれる。
――最近どんなことでママがほめてくれた?
毎日、学校から帰ってきたときや撮影のあとに「よくがんばったね」ってほめてくれます。あと、1日の終わりにも「今日も元気でよかったね」って毎日ほめてくれます。
――逆に怒られたことは?
ママはふだん、そんなに怒らないけど注意ならたまーにされます。パパを困らせるようなことをしたときとか、自分中心な発言をしたときには、「人の気持ちを考えるように」って注意されます。「家族に対しても思いやりはつねに大事」って注意されたこともあります。
――今後の目標や夢を教えて。
歌とダンスが大好きなので、姫ギャルアイドルになってステージで歌って踊りたいです!
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見た目はド派手な小学生ギャル・りりぴちゃんだが、ハキハキ答えるその無邪気さは普通の小学生と変わらない?
後編ではそんな娘のインタビューを笑顔で見守っていたママギャルのリリカさんに、子育て論とアンチ対策を聞いた。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班