
「類例を見ない」結婚から、3年半。小室圭さんと結婚した秋篠宮家の長女・眞子さんがこのほど出産した。
新聞やテレビはスルー「類例を見ない」出産となった
第一子誕生の“予感”は2か月前にあった。
「3月に『デイリー新潮』が、ゆったりしたオーバーサイズのダウンコートを着た眞子さんの写真を掲載し、もしかしてオメデタではないか、との憶測を呼んでいました。その後、二人が郊外の一軒家に引っ越したことから、妊娠説は濃厚でしたが、いずれもウラが取りきれずにいました。5月に入って以降、出産したようです」(女性誌デスク)
親のサポートを受けることなく、遠く離れた地での出産を選んだ二人。ここでも「類例を見ない」出産となっているのだ。
元皇族の出産といえば、守谷慧さんと結婚した高円宮家の三女・絢子さんに続いてのもの。しかし慶事にもかかわらず、新聞やテレビはなぜかスルーして報じていない。
「絢子さんは3人男児を出産していますが、いずれも宮内庁から発表がありました。元皇族といえどもあくまで一般人なので、発表の可否は宮内庁ではなく、それぞれの宮家のお考えに委ねられます。
絢子さんのときは、母である久子さまが発表を決められた。眞子さんの出産は、秋篠宮ご夫妻が発表しないと判断されたのでしょう。
二人の婚約内定が報じられたのは2017年5月。結納にあたる「納采の儀」を目前に控えた2017年12月、圭さんの母・佳代さんの元婚約者との金銭トラブルが報じられ儀式は延期となった。その後、度重なる“誹謗中傷”に、眞子さんは「複雑性PTSD」と診断を受けた。
両陛下へのあいさつをする朝見の儀や披露宴をせず、結婚の際に受け取るはずの一時金も辞退して、国民からの祝福を受けることなく結婚し渡米した眞子さん。
「眞子さんは『日本を追われた』という思いがあるのかもしれません。日本に帰国するつもりはないようです。眞子さんは当時、トランクに詰められるだけの荷物で渡米しました。その後、たびたび現地での様子がパパラッチされましたが、洋服のバリエーションが少なかったのもそのためだといわれています。
公務で見せていたドレッシーなセットアップを着ることはなく、カジュアルな服装ばかりが報じられ『元皇族らしくない』とも批判されていますが、日本での眞子さんと決別をしたいのでしょう」(同)
育児方法にも日本との“距離”が
今度の出産でも、日本との「決別」は随所に見られるという。
「まずは、里帰りせずに現地で出産したことです。日本とアメリカの出産は異なります。日本は産後5日間ほど入院して、体力を回復しつつ、助産師さんからサポートやアドバイスを受けて自宅に帰って育児ができるように準備をします。
一方でアメリカは、出産の翌日か翌々日には退院します。体力が回復しないうちに退院し、24時間体制で慣れない育児をすることになるのです」(週刊誌記者)
それでも、現地での出産を選んだ理由は何か。
「人の目につかず、静かに出産したかったのもあると思いますが、何よりアメリカ国籍が取れるからでしょう。アメリカは『出生地主義』をとっているため、アメリカ国内で出産をすれば自動的に子どもはアメリカ国籍が取れるのです。大谷翔平や菊池雄星など渡米したプロスポーツ選手など、現地での出産を選択するケースがほとんどです」(同前)
要するに、眞子さんと圭さんの子どもは、アメリカ国籍を有するということだ。
さらには、育児方法にも日本との“距離”が見られる。『女性セブン』では、二人が仲むつまじくベビーカーを押す姿が掲載されたが、そのベビーカーは日本製ではない。
「Chiccoというイタリアの老舗メーカーです。トラベルシステムというコット(赤ちゃんを寝かせる部分)が取り外し可能なもので、ベビーカーだけでなくチャイルドシートにもクーファン(赤ちゃんを入れる籠)にもなる人気シリーズ。値段も340ドル(約5万円)ほどとお手頃です。日本製は軽くて走行性がよく使いやすいですが、日本製であることにこだわりはないのでしょう」(同)
日本では、出産から1ヶ月間は子どもを外出させず自宅で過ごすのが普通だ。しかし、眞子さん夫婦は早々に散歩に連れ出している。
「1ヶ月間外出させないのは、日本や一部のアジアだけの習慣です。産後すぐにウイルスや菌をもらうと場合によっては生死に関わることもあります。そのため、日本では産院で外出は控えるように指導されます。一方で、欧米ではそんなカルチャーはありません。人混みを避けつつも、親子で気分転換をしに散歩するほうが普通です」(同前)
早くも、「欧米流」の子育てをする眞子さん夫婦。ただそこには、ある懸念もある。
「アメリカで出産した場合、3ヶ月以内に在外公館に出生届と国籍留保の届出をしなければ、子供は日本国籍をとることができず『アメリカ人』となります。もし、眞子さんたちが提出しなければ、さらに日本との距離ができてしまいます」
眞子さんと圭さんは、どのような選択をするのか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班