〈変態教員グループ逮捕〉保護者説明会も大荒れ!「キモい…」かつては“爽やか”“熱血先生”がなぜ? 広報誌には「趣味はEテレ、小学校の先生が子どもの頃から夢」学校対応に保護者は困惑
〈変態教員グループ逮捕〉保護者説明会も大荒れ!「キモい…」かつては“爽やか”“熱血先生”がなぜ? 広報誌には「趣味はEテレ、小学校の先生が子どもの頃から夢」学校対応に保護者は困惑

女子児童を盗撮しSNSで盗撮画像や動画を共有したとして、愛知県警に24日、逮捕された“変態教員グループ”の一員の小瀬村史也容疑者。彼の勤務先の小学校では、26日に説明会が開かれた。

参加した保護者によれば説明会は荒れたという。また、かつては“熱血教師”といわれ“人気者”だった小瀬村容疑者だが、最近では一部児童から「キモい」と煙たがられ、容姿について陰口も言われていたという。 

「コセムー」と呼ばれ……趣味は「Eテレ鑑賞」

子どもの頃なりたかった職業は「小学校の先生」。現在の趣味は「Eテレ」ーー。 

女子児童の下着姿を撮影しグループチャットに送ったなどとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)容疑で逮捕された小瀬村史也容疑者は、勤務先の横浜市立本郷台小学校で発行されたPTAの広報誌のアンケート調査で、こう語っていた。 

舞台となった本郷台小学校には事件発覚後、保護者からの問い合わせが殺到したという。事態を受け、26日午後6時から8時まで保護者説明会が小学校の敷地内にある体育館で開かれた。

在校生の保護者のほか、近隣の小中学校の先生も説明会を聞きにくるなどで、椅子の数が足りず、立ち見で説明会に参加する保護者もいたという。

保護者説明会の冒頭では、PTA会長が司会のマイクを取り、「今回の事件は非常に許しがたい」と一連の事件を非難したうえで、「先生と学校はまだ、警察と連携を取りながら確認を進めているところ。教育委員会の指示を待ちながら行動していることもあり、答えられる範囲が少ないです」と前置きをした。

 その後、校長から「今回の事件について、申し訳ございませんでした」と謝罪があり、「今後、小瀬村教員については、学校へ戻ってくることはないと“思う”」と説明。保護者からはすぐに「“思う”とはなんですか」などと批判の声があがったという。 

「コセムーがなにかヤバいことをした」とクラス内で騒がれている

説明会に参加した、高学年の娘をもつ父親は「校長先生が話したあとは、事件についての質問が多く、校長先生も『調査中です』『対応中です』『現時点でお答えできることはございません』しか、コメントしていませんでした」と様子を振り返る。

「小瀬村は低学年の児童や保護者から好かれていたのか、保護者が泣きながら『子どもたちに、今回の事件のことをどう伝えたら良いのか』と質問していたのが印象的でした。

小瀬村は3年生の担任を受け持っており、一部の生徒からは『コセムー』と裏で呼ばれていました。『コセムーがなにかヤバいことをした』とクラス内で騒がれているそうです。ただ、コセムーが何をしたかの具体的な内容は理解しておらず……。悪いことをしてしまったけど、いつかまた戻ってくると思っている子が多い印象です。

生徒のなかには『いつコセムーは戻ってくるの』と保護者に聞く子もチラホラ。そんな生徒の純粋な質問に、保護者がどう説明すれば良いかと葛藤しているとのことでした」

♯2でも報じたが約10年前、小瀬村容疑者はフットサルチームに所属し“爽やか熱血青年”だったことをチームメイトが証言した。

だが前出の保護者は小瀬村容疑者について、「高学年の児童からは容姿をいじったあだ名で呼ばれたり、気持ち悪がられていたと聞く。私は雑談をしたことがないけれど、明るめな感じでいつもあいさつをしてくれた先生だった」と話す。

「高学年の生徒は、小瀬村先生が今回何をしたのかわかっているようで、ネット記事が上がるたびに子どもたちのグループLINEでURLが共有されています。ショックを受けるというよりは、ニュースを見るたびに『もうキモい』『また小瀬村、本当にヤバいんだけど』と連呼し、嫌悪感の対象でしかない印象です」

保護者の間では、先生のスマートフォンの利用についての質問も出た。

「小瀬村がいつどこでスマホなどで撮影をしたのかという質問については、『学校側も対応中。

調査を行なっており、警察の捜査協力もしている。そのため現状は、わかることはないです』という説明でした。そこに保護者から『進捗があったら我々にちゃんと教えてほしい』と要望がありました。

そもそも学校側のルールとしては、教室にスマホを持ち込まないルールはあったと聞いています。ただ、毎日毎回、先生のポケットなどの身体検査をするわけにもいかず、持ち物チェックなどはなかった。『この辺を徹底するにはどうすればいいか』と質問があり、学校側は『今後、しっかり考えていく』と回答していました」

なかには小瀬村容疑者が引率した課外授業について追及する保護者がいたという。 

「去年の話ですが、宿泊学習という1泊の宿泊を伴う課外授業が高学年のクラスでありました。小瀬村はその学年の担任ではないのですが、なぜか引率にきていた。今回の事件を受けて、当時のことで心配になった保護者が、『本人からの要望で引率についたのか。それとも学校側の要望で引率を任されたのか。どっちか』という質問をしていました。

 学校側は、『確認して回答する』とだけ回答した。

その当時、体験学習に参加した学年の先生も前に立っていたので、質問をした保護者が『先生は校外学習に一緒にいたのでわかりますよね?』と聞いても、その先生は一切返事をしませんでした。おそらく発言するのは校長か教頭のみと、事前に打ち合わせていたのではないでしょうか」 

説明会が終わっても保護者間では「学校の説明に具体的なものがなく、納得がいかない。不安だ」などの声が相次いでいるという。本郷台小学校では、児童のメンタルケアのため、カウンセラーを配置することが決まっているが“変態教員グループ”が起こした事件の余波は大きい。 

※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかXまで情報をお寄せください。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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