昨秋、中国大会準優勝に大きく貢献したのは昨秋背番号4の新里希夢だ。投手として昨秋中国大会では全4試合に先発した。中国大会初戦の創志学園戦と準決勝の矢上戦では完封、準々決勝の盈進戦では延長11回を一人で投げ抜くなど、中国大会初戦から準決勝まで一人で投げ抜く大車輪の活躍を見せた。158cmと決して上背は高くないが制球力が高く、1試合平均の与四球率は1個以下と安定感を見せた。選抜では背番号1を背負い、どのようなピッチング披露するか注目したい。守備も堅く、1試合あたりの平均失策数は1個以下だ。一塁手を兼任する背番号3の佐谷知輝や捕手を兼任する背番号2の惣鄕峻吏などの投手陣が冬を超えどのように成長しているか楽しみだ。

打線のキーマンは3番を打つ惣鄕峻吏。昨秋公式戦打率.429で中国大会決勝では逆転3塁打含む2打点と勝負強さを見せた。4番の杉山瑛大は打率.364、5番の佐谷知輝は打率.348と中軸に勝負強い打者を揃える。チーム打率.265・本塁打0本だが四死球38・犠打31と高い選球眼と小技を絡めた攻撃力が光った。

昨夏は鳥取県大会決勝で敗れた屈辱を晴らした。昨秋は背番号とは異なる守備を守る選手が多く、冬を超えどのような布陣で選抜に挑むのか注目したい。

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