近畿大会ベスト8の滋賀短大附属が春夏通じて初めての甲子園に挑む。

投手陣の軸は162cm、57kgと小柄な体格の櫻本拓夢。昨秋公式戦8試合中6試合を完投しスタミナの高さを見せつけた。最速は125キロながらも昨秋公式戦で合計52回を投げて与四死球が18と抜群の制球力を見せた。近畿大会初戦の履正社(大阪)戦では被安打7・1失点、123球の力投で完投勝利をあげチームを近畿大会初勝利に導いた。昨秋は背番号10の中井将吾も制球力がよく、公式戦13回1/3を投げて与四死球が2と安定感がある。

レギュラー9人中5人が160cmと小柄ながらバスターやノーステップ打法に切り替えるなど、対応の良さが伺える。打線の軸は4番を打つ大窪玲輝。打率.400の高打率を残し、打点8はチームトップの成績。下位ながらチームトップの打率.409を叩き出した関東正悟にも注目。他にも1番を打つ森伸文は打率.333、3番を打つ岡遼希は打率.348など、長打こそは少ないものの単打をコンスタントに放ち、試合を支配する。

派手さはないが堅実な野球で昨秋は大阪1位の履正社を破るなど「下剋上」を果たした。1試合あたりの平均失策数は1個以下と守備も堅い。一冬越えてさらにレベルアップし、甲子園初勝利を虎視眈々と狙う。

スポーツブルでは全31試合を無料ライブ配信。【センバツLIVE!特集ページはこちら】

編集部おすすめ