関東大会を優勝し、秋の王者を決める明治神宮大会でも優勝を果たした横浜が6年ぶり17回目の選抜出場に挑む。
強力な投手陣を揃える。背番号1を背負う奥村頼人は昨秋公式戦34回1/3を投げて防御率0.26・奪三振32個と安定した投球を見せた。先発やリリーフと複数の役割を器用にこなす。背番号10の織田翔希は新2年生世代屈指の右腕だ。最速151を誇り、昨秋は55回1/3を投げて防御率0.65・奪三振50・与四死球9と抜群の安定感がある。このほかにも背番号11の前田一葵は9イニング、背番号13の山脇悠陽は6イニングを無失点投球するなど、充実した投陣を揃える。
打線は1番の阿部葉太が打率.333・打点9とチームのリードオフマンとして引っ張る。2番の為永晧は昨秋神奈川大会決勝の東海大相模戦で本塁打を放った。中軸は3番を打つ奥村凌大が打率.347・打点13・盗塁6を記録。4番の小野舜友は打率.267ながら関東大会準決勝の浦和実業戦では勝ち越し打、明治神宮大会決勝の広島商業戦では先制打を放つなど勝負強い。5番には打率.400の奥村頼人、打率.333・打点12の7番池田聖摩らが好打者を揃える。
昨秋の明治神宮大会を制し、秋の王者となった横浜は現在公式戦15連勝中。1998年に松坂大輔を要し、春夏連覇を果たして以降の公式戦無敗記録を続けられるか注目したい。