様々な批判を超えて貫いた想い。中日・福敬登、3年越しの覚悟がついに届いた日

【画像】様々な批判を超えて貫いた想い。中日・福敬登、3年越しの覚悟がついに届いた日

プロ野球・中日ドラゴンズの福敬登が6月27日、自身のインスタグラム(@fuku_hiroto34)を更新し、約3年間伸ばしてきた髪をカットし、ヘアドネーションを行ったことを報告。

静かに、しかし確かな信念をもって続けてきたその行動に、多くの感動と称賛が寄せられている。

今回の行動のきっかけは、娘と一緒に訪れた「ドナルド・マクドナルド・ハウスなごや」での体験だった。「小さな体で病気と闘う子どもたちのために何かできないか」その問いかけに、親子で髪を伸ばすことを決意。妻の過去のヘアドネーション経験にも後押しされ、長い挑戦が始まった。

しかし、福の属するプロ野球という世界は、外見に対して厳しい視線が向けられる場でもある。「キモすぎやろ」「野球に集中しろ」などの心ない言葉を浴びる日々。中には、関係者が苦言を呈された場面もあったという。それでも彼は、自らの思いを口にすることなく、ただ静かに行動で示し続けた。

投稿には、森元監督から「やるじゃねえか」、佐伯コーチから「お前の活動を尊敬する」といった言葉を受けたことも記されており、福の姿勢が身近な人たちにもしっかりと伝わっていたことがうかがえる。

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コメント欄には「尊敬します」「実は私もヘアドネーションしました」といった応援の声や共感のコメントが殺到。「誰かのためにできること」を静かに貫いた3年間が、多くの人の心を動かしている。

髪型ひとつでも理由がある。

その背景に想像を巡らせることの大切さを、福は行動をもって伝えてくれた。

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