犬は『醤油』を舐めても大丈夫?与えてはいけない理由や誤飲した場合の危険な症状まで
卵かけごはんにしょうゆをかける女性の手元

犬に醤油を与えてはいけない理由と起こり得る症状

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結論から言うと、犬に醤油を与えるのはNGです。醤油を与えると起こり得る危険な症状について以下にまとめました。

塩分過多になる

犬に醤油を与えてはいけない最大の理由が、塩分濃度の高さにあります。一般的なこいくち醤油の食塩相当量は、小さじ1杯(約5ml)あたり0.9gです。

犬に必要な1日の塩分量は、体重1kgあたり約0.13gが目安とされています。人間にとってほんの少量だとしても、犬にとっては許容範囲を大幅に超える塩分量です。

犬は人間のように汗腺がなく、体から汗をかいて塩分を排出することはできません。そのため、体内に過剰な塩分が摂取されると尿から排出するために、腎臓や心臓に大きな負担がかかります。

とくに小型犬は塩分過多のリスクが高まりやすく、床に落ちた数滴を舐めただけでも危険であると認識しましょう。慢性的な塩分過多は、将来的な腎臓病や高血圧、心臓病のリスクを跳ね上げます。

調味料の醤油だけでなく、醤油せんべいや塩味付きのポテトチップスなどの食べ物を与えるのも同じように危険です。

塩中毒を起こす

大量の醤油を舐めてしまうと、塩中毒を起こすおそれがあります。塩中毒とは、体内の塩分濃度が急激に上昇したことにより細胞から水分が奪われ、重度の脱水症状や高ナトリウム血症を引き起こす状態です。

早ければ30分以内に症状が現れ、初期症状から重症に向かうこともあります。初期症状として、激しい喉の渇き、大量のよだれ、嘔吐、下痢がみられます。

重度になると筋肉の震えやふらつき、けいれん、呼吸困難、意識障害になり、脳浮腫を引き起こすと命に関わる危険性もあります。数時間後から2~3日後に症状が現れる場合もあるので、愛犬の行動は日頃からよく観察しておくことが重要です。

万が一犬が醤油を舐めた場合の対応

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テーブルの上を見上げる犬の横顔

犬と一緒に暮らしている以上、思わぬトラブルに見舞われることもあります。万が一犬が醤油を舐めた場合は、以下のように対応をしましょう。

少量なら経過観察

「こぼした醤油を愛犬が舐めてしまった」となると、飼い主さんとしては焦りや不安でパニックになるかもしれません。まずは落ち着いて、愛犬がどの程度舐めたのかをよく確認してください。

ごく少量であり、中型犬以上の体重がある犬であれば経過観察を行いましょう。体内のナトリウム濃度を下げるために水を飲ませて、体調に異変がないか丸1日は目を離さないようにして見守ります。

超小型犬や多量誤飲ならすぐに動物病院へ

醤油を舐めたのが体重の少ない超小型犬だったり、「明らかに多量に飲んでしまった」という多量誤飲なら迷わずに動物病院を受診してください。

飲んだ量がわからなくても、ぐったりしている、嘔吐、下痢のような症状が見られる場合も塩中毒を疑うべきです。注意として、飼い主さんの自己判断で水を飲ませて吐かせようとする行為は危険なのでやめましょう。

動物病院を受診する際には、事前に電話で舐めた時間や量、愛犬の体重、現在の様子、持病の有無などを伝えるとスムーズです。

まとめ

犬は『醤油』を舐めても大丈夫?与えてはいけない理由や誤飲した場合の危険な症状まで
食事を狙う犬

犬が醤油を舐めてしまうリスクは想像以上に高く、たとえ数滴でも健康に悪影響を与えてしまいます。もし愛犬がペロッと醤油を舐めてしまったら、水分を与えて観察を続けてくださいね。

テーブルの上に醤油を置きっぱなしにしない、人間の食べ物は犬の手の届かない場所に置くなど、保管と管理を徹底することが大切です。

また、ドッグフードやおやつに含まれる塩分量と愛犬の体重が見合ったものなのかを、再確認してみてください。

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