J1東京Vは9日、東京・稲城市にあるヴェルディグラウンドで相馬直樹監督新体制のもと、広島戦(11日・味スタ)に向けた練習を非公開で行った。

 練習後には相馬監督の就任会見が行われ、江尻篤彦強化部長が城福浩前監督の契約解除と、相馬直樹監督就任の経緯を説明した。

リーグは開幕から8戦未勝利で降格圏の19位。J60クラブの中で開幕から唯一リーグ戦勝利がない。「J1を生き抜くということは、決して簡単な状況では今はもうないということを痛感している。これはひとえに私のマネジメントの至らなさということで、重く現実のこの状況を受け止めています。ただ、チームは前を向いて進まなければいけません。その中での大きな決断をこのタイミングでさせていただきました」と説明し、城福前監督には「最大限のリスペクトがあって、城福さんでなければ今のヴェルディはなかったと思います」と感謝の言葉を口にした。

 残り30試合を戦うにあたり、クラブは「ヴェルディらしいサッカー」を再確認したという。守備では、「積極的に前から奪う姿勢。前線の選手が二度、三度追いかけ、中盤はボールに制限をかけて、ディフェンスラインはアグレッシブにラインを押し上げる。コンパクトさを形成し、ボール保持者に対して第一守備者がしっかりボールを制限し、次に入ってくるところをコンパクトだから狙える。相手が背後をついてきたときには、それに対してしっかり予測をしてディフェンスラインを下げて対応する」。

 攻撃では、「奪った瞬間はなるべく高い位置でボールを奪い、相手の守備が整う前にシュートまで持っていく。

長いボールを入れたボールに対してチームが全体がそのボールに対して意識をしている。立ち位置がしっかりしているから、そのセカンドボールを拾える。その回数を多くする」

 相馬監督招へいの最大の理由は、「我々がやっていたサッカーを継承していただけるんじゃないか」という期待から。江尻強化部長は自身が自身がJクラブの監督時代に相馬監督が率いたチームと対戦した経験を踏まえ、攻守ともに「今のヴェルディに合っているのでは」と話した。

 相馬監督には中長期に指揮を託したい意向で、「今このタイミングで相馬さんが決断するということは、ある意味、火中の栗を拾うというような状況でございます。よく判断していただけたなというふうには思っています。最大限のサポートをしていきたい」と感謝と、ともに歩んでいく決意を語った。

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