11人組グローバルボーイズグループ・INIの公式サイトが9日に更新され、9月18日から活動休止中の佐野雄大が適応障害であると公表した。現在は療養に専念しており、11月14、15日に行われる京セラドーム大阪公演の出演見合わせも発表された。

 

 適応障害は、職場や学校、家庭などで生じたストレスにうまく対処できず、心身にさまざまな不調が現れる精神疾患の1つ。人間関係の悪化や仕事上の重圧、転勤、異動、離婚などがきっかけとなる。芸能界でも適応障害を公表して休養する俳優・タレントが増えてきている。

 主な症状は、気分の落ち込み、不安、焦り、涙もろさ、集中力の低下など。頭痛や不眠、食欲不振、動悸(どうき)といった身体症状が現れることもある。仕事に行けなくなったり、人との交流を避けたりするなど、日常生活に支障を来すケースも少なくない。厚生労働省の白書によると、日本で適応障害などストレス関連の外来患者は約124万人(2020年)に上る。

 世界保健機関(WHO)の見解では、ストレスの原因となる出来事から通常1か月以内に症状が現れるとされる。原因について繰り返し考えたり、環境に適応できなくなったりすることが特徴だ。うつ病との違いは、特定のストレス要因との関連が明確な点にある。ただし、症状が重なることもあり、専門医による診断が必要となる。

 治療では、ストレスの原因から距離を置くなど、生活環境の調整が重要になる。

十分な休養や心理療法を基本とし、必要に応じて不眠や不安などの症状を和らげる投薬も行う。ストレス要因が解消されれば改善が期待できる一方、原因が続くと症状が長期化する場合もある。

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