
【訃報】英国ロック歌手ピート・バーンズさん死去。波乱に満ちた57年の生涯
英国バンド「デッド・オア・アライヴ」のリーダーで、ボーカルとして活躍したピート・バーンズさんが23日、急性心不全により亡くなった。享年57歳。80年代頃、「ユー・スピン・ミー・ラウンド」をはじめ多くのヒットを飛ばし、日本でも大流行。中性的な美しい容姿でも注目を集めたが、美に執着するあまり整形手術に苦しめられたピートさん。その波乱に満ちた生涯をまとめてみた。
ピート・バーンズさん死去。波乱に満ちた57年の生涯
英国バンド「デッド・オア・アライヴ」のリーダーで、ボーカルとして活躍したピート・バーンズさんが23日、急性心不全により亡くなり、57年という短い生涯に幕を閉じた。
ピート・バーンズが日曜日(10月23日)、心不全のため亡くなった。まだ57歳だった。
彼のマネージャーとレーベルは月曜日(24日)、Twitterを通じ、「家族や友人達は、特別なスターを失い、悲しみに暮れている」「彼には真の洞察力があり、才能のある美しいソウルの持ち主だった」と訃報を伝えた。
デッド・オア・アライヴのピート・バーンズ、急逝‐BARKS
中性的で妖艶な容姿とは裏腹な野太いボーカルで魅了し、80年代を中心に人気を博したピートさん。バブル期の日本でも「ユー・スピン・ミー・ラウンド」などがディスコソングとして流行した。
「ユー・スピン・ミー・ラウンド」 デッド・オア・アライヴ #kissfmnoa #nowplaying https://t.co/uA9JbcAEhV
— kissFM kobe (@kissfmonair) 2016年10月25日
美青年だったのに・・・整形に苦しめられたピート・バーンズ
両性具有的な美しいルックスでも人気を集めていたピートさん。しかし自身は幼少期より自分の顔にコンプレックスを抱えていたそう。次第に整形手術にのめりこむようになっていき、その容貌は様変わりを遂げた。
最初の整形では男っぽい鼻をフェミニンに小さくしたいと希望したのだが、歪んでしまい失敗。
すぐに直し、満足したところで頬が気になりインプラントを入れてふっくらさせる手術を受けたのだが、想像していたのと違うと取り外し、ボトックス注射を入れた。ここら辺でキャリアに陰りが見えるようになったが、整形は止められず、暇さえあれば自分の顔を見て「どこをいじれば、完璧になれるか」と考え、手術を繰り返していたという
美しさを求めるがゆえ......整形中毒に陥ったセレブベスト5‐サイゾーウーマン
整形前のピートバーンズと整形後のピートバーンズ pic.twitter.com/ct21g6DUEv
— りげる (@curerigel) 2016年8月28日
ピートバーンズ死亡のニュースで昔の写真使うのやめてほしい。整形失敗してからの闇のほうがすごいんだから。 pic.twitter.com/wcGotf4aYq
— ボンベイボム×ジャングルテラー (@soinlove) 2016年10月24日
38歳のときには唇にジェルを注入したところ、腎不全や腸障害を引き起こし、生死の境をさ迷うことに。治療のために2億6000万円の豪邸を売却した。
38歳で唇をふっくらさせたいと思い整形外科医師に勧められた「体に安全」というジェルを唇に注入したのだが、繰り返し注入したためにひどく化膿。腎不全、腸障害をおこして入院し、ジェルによってできた肉芽腫を取り除く手術を受けた。一時は死のふちをさまよったと伝えられている。ピートは、この治療のために2億6,000万円の豪邸売却。ジェルを勧めた医師と裁判で争い、5,700万円の和解金を受け取っている。
美しさを求めるがゆえ......整形中毒に陥ったセレブベスト5‐サイゾーウーマン
私生活も奔放!女性と離婚、男性と再婚も
整形を重ねるにつれ、どんどん女性的な容姿へ変貌していったピートへ、同性愛者なのではないかという噂が飛び交った。それについてピートは「僕は僕。セクシュアリティは忘れてほしい」というような返答をしている。
ちなみにどんどん女性的な容姿になったピートについて「ゲイなのか」という噂が尽きなかったが、自身のセクシュアリティにつき、ピートはかつてこう語っていた。
「人は知りたがるのさ。僕がゲイか、バイセクシュアルか、トランスジェンダーか…そんなことをね。僕はこう答えるようにしている。そんなことは忘れてほしいって。」
「僕は僕。ピートなんだ。」
「ドレスを着て女の子になろうとしているワケではないのさ。僕は多くの自由、そして創作性を与えられて育ったんだよ。」
ピート・バーンズさんが57歳で急死 「デッド・オア・アライヴ」のボーカル‐livedoorNEWS
そんな自由な思想の持ち主であるピートはデビュー前に出会い25年間連れ添った女性・リンと離婚し、2007年に10歳年下の男性と同性婚を果たした。
1980年代中心の、ユーロビート全盛期に人気を博していたバンドの一つ、デッド・オア・アライブのヴォーカルであるピート・バーンズ。彼もまた、長年連れ添った妻との離婚後に男性との同性婚をしています。
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ピート・バーンズ、死んじゃったかあ…奥さんと彼氏と3人で川の字になって寝てるとか、子供だった私のゲイやバイに対する概念をぶっ壊してくれた(彼を知って以降、お互いがOKなら、そういうのもアリなんだなあ…って考えに変わった)、ビジュアル含めてすんごい人だった…
— 姉さん (@Fujiyoshi002) 2016年10月24日
ファンからはピート・バーンズを偲ぶ声が
あら...ピート・バーンズも.. お悔やみ申し上げます。
— たかえる (@taka0043) 2016年10月25日
ピートバーンズ亡くなったんだ(´;ω;`)
— みっく (@kuronyanko63) 2016年10月25日
えっ…まじか…。
— ちゃむ。 (@Deadly_Crisis) 2016年10月24日
ショック…。
“「デッド・オア・アライヴ」ピート・バーンズさん死去”https://t.co/nD9b4a7J2q
ピート、亡くなったのか!ショック。もう今年は本当になんなの・・・。デッド・オア・アライヴ大好きで、ツバキハウスでかかるとフロアに飛び出して行ったなぁ。ユー・スピン・ミー・ラウンドは永遠の名曲。合掌。
— ジン・ジャン (@jing_blue) 2016年10月25日
ご冥福をお祈りいたします。