監督も選手もキレた!CWC決勝・鹿島アントラーズVSレアル、疑惑の判定について世界中で大論争!

監督も選手もキレた!CWC決勝・鹿島アントラーズVSレアル、疑惑の判定について世界中で大論争!

12月18日に横浜で行われたFIFAクラブワールドカップ決勝戦で、日本の鹿島アントラーズとスペインの強豪レアルマドリードが激突した。試合は、2-4でレアルの勝利で幕を閉じた。しかし、試合中の1つの審判のジャッジが世界中で議論になっている。なにがあったのか。世界を騒がせているジャッジについてくわしくまとめた。

「世界最強チームを本気にさせた」 アジアチーム史上初の決勝進出、アントラーズ!レアルと大熱戦

サッカークラブの世界1を目指して争う、FIFAクラブワールドカップ2016の決勝戦が12月18日(日)、横浜で行われた。
Jリーグの年間タイトルを獲得し、開催国王者になった鹿島アントラーズがアジアのクラブチームとして初めて決勝戦に進出して話題になっていた。対戦相手は、114年間の歴史で国際タイトルを20冠獲得しているスペインの強豪、レアル・マドリードだった。

毎日新聞など各紙も報じたが、アントラーズは試合を通じて格上であるレアル・マドリードに対して互角以上に戦っていた。先制点は許すも、その後アントラーズで10番を背負う柴崎岳の2ゴールでリードする時間帯もあった。
しかし、「本気になったレアルを感じた」と鹿島アントラーズの選手が口にするほど、途中からギアをあげたレアル相手に延長戦で力尽きた。最後は、今シーズンの世界最高選手賞(バロンドール)を獲得していたポルトガル代表のC・ロナウドにハットトリックも許し、2-4で終戦した。

「ガラッと雰囲気が変わった。あれが本気なんだろうなと思った。すごい威圧感を感じましたね」と昌子。「本気を引き出せたことは素直に喜んでいい」としながらも、「レアルが相手とはいえ準優勝は悔しい。またアジア1位になってリベンジしたい」と再挑戦への意気込みを見せた。
「本気になったレアルの威圧感を感じた」と昌子。ラモスへの判定には「残念」 -フットボールチャンネル

試合の明暗を分けた? 後半終了間際に起こった疑惑の判定

鹿島アントラーズは、FIFAクラブワールドカップ2016の決勝で惜しくも敗れてしまったがサッカーキングが報じたとおり、スペイン紙の記者に「90分で見れば鹿島(の勝利)」と言わしめるほどの善戦を繰り広げた。敵将ジダン監督も、「果敢に走り回り、よく戦った」と評していた。

しかし、試合の結果以上に物議をかもしているシーンがある。
デイリースポーツなども報じたが、試合の後半終了間際、レアルのDFであるセルヒオ・ラモスが鹿島FW・金崎を倒すシーンがあった。ラモスは試合中に1枚イエローをもらっていた。主審を務めたザンビアのJ. Sikazweさんは、ファールの笛を鳴らした直後、胸元のイエロカードに手をかけた。試合を見ていた誰もが「退場か?」と思ったのだが、主審は胸元にある手を引っ込めてしまったのだ。これには、アントラーズの選手たちが詰め寄ったが、判定は変わらずノーカードだった。

フットボールチャンネルによれば、ラモスはその時のことを「実際は幸運に助けられた」と明かした。

(金崎へのファウルを取られたあと、ラモスは主審から大きく離れていった。そのことが判定を変えはしないとしても、)「危険を感じたんだ。(そういう場合は)できるだけ早く離れた方がいいね」と冗談交じりにコメント
退場回避は”幸運”の助けと感じるラモス。「危険を感じて主審から離れた」 - フットボールチャンネル

もしかするとここで、守備の要である選手をレアルが失っていたら試合の流れは変わっていたのかもしれない。

元審判や監督も判定に不満!世界のメディアの多くで「退場させるべきだった」 

12月18日のFIFAクラブワールドカップの疑惑の判定を巡って、世界中でも議論になっている。
多くのメディアは、「イエローカード提示は妥当だった」とカードを示さなかった主審の判定に疑問的な意見をしているようだ。
スペインのマルカ紙は、元審判を務めた人の意見を参考に「元審判アンドゥハル・オリビエ氏は、Radio Marcaでこう語った。『すでにイエローカードを受けていた彼は、罰せられピッチから退場させられるべきだった』」と伝え、The Sun紙も「なんてスキャンダルだ!」と報じたという。

メディアだけでなく、日本代表監督ハリルホジッチ氏も「鹿島を祝福してあげてほしい。ただ審判の笛がああでなければセンセーショナルな結果になっていたかもしれない。怒りがこみ上げてくる」と判定へ不快感を示したと日刊スポーツが伝えている。
審判のジャッジばかりを振り返っても試合結果は変わらないが、いい試合を繰り広げていただけに嘆く声は増える一方である。

「MVPは主審」「バカかよ!」 さんまや加藤浩二も疑惑の判定へ思わず言及! 

今回の疑惑の判定を巡っては、日本の芸能界にも影響をもたらしている。
SANSPO.COMによると、日本テレビ系列で放送された決勝戦のMCを務めた明石家さんま(61)は「MVPはレフェリーです」と発言した。
また、12月19日放送の日本テレビ「スッキリ!!」に出演した加藤浩次(47)は「バカかよ!」と疑惑の判定を行った主審へブチ切れていた。
このように、決勝戦で笛を吹いたザンビア出身のJ. Sikazwe主審の判定は、ピッチ外にも波紋を広げている。

「日本の誇り!」 アントラーズを称える声が多い中、疑惑の判定へネット上ではポジティブな意見も!

FIFAクラブワールドカップ2016の決勝戦、鹿島アントラーズとレアル・マドリードの試合を巡ってネット上でも様々な反応が起きている。
まず、なによりも世界最強とも言われるレアル・マドリード相手に善戦した鹿島アントラーズを称賛する声が多くなっていた。







一方で、当然ながら主審の疑惑の判定についての不満な声も聞かれた。




しかし、不満ばかりでなく今後に関してポジティブな意見もあった。


悔しさをばねにこれからも飛躍する鹿島アントラーズの姿を見ることができるだろうか。

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