
殺人事件の被害者「Hagex氏」とは 過去の経歴を振り返る
2018年6月24日に、福岡県の起業家支援施設で発生した殺人事件。被害者となったのは、ネット上でブロガーとして活動していたHagex氏だった。
ネットウォッチャーのHagex氏、サイバーセキュリティ企業の岡本氏
Hagex氏の正体は、サイバーセキュリティについて扱うスプラウトの社員、そして創業メンバーの1人だったという岡本顕一郎さん。
休暇中にHagex名義で行っていたインターネット関連のセミナーのため、福岡のフクオカグロースネクストにいたところを刃物で襲われ、刺殺されてしまった。
教科書やマニュアルでは知ることができない、知識やテクニックを実践で身につけることができましが、
自分だけで持っているのはモッタイナイので、このような勉強会を開催して、広めていきたいと思います。
2回目はなんと福岡で開催。今回はネットウォッチではなく、ブログ関連のテーマでお話しします。
ネットウォッチ勉強会「かもめ」#2「100万PVブログ達成への道」「ブログトラブル110番」 : ATND

炎上ネタからファクトチェックまで Hagex氏の「功績」
Hagex氏は、フェイクニュースという言葉が世間に侵透する数年前から「話題のニュース」の真偽を確かめるファクトチェックなどを率先して行っていて、その能力にも非常に長けていた。
ネットウォッチャーと自称するHagex氏は、いわゆる炎上ネタについても詳しく解説などを行い、時にはHagex氏が執筆したブログの記事がきっかけで、いわゆる「ネット世論」に影響を及ぼすこともあった。
報道によると「震災死者の92%、津波による水死」となっており、圧死や全身骨折を含む損傷死などは計578人で全体の4%(2011年4月19日時)。さらに19歳未満の犠牲者も割合が少ない。文面から圧死っぽいが、圧死・19歳未満・姉妹同じ場所で被害…… この3つの要素を満たす悲劇は、ゼロとは言えないが、限りなく可能性は低い
震災姉妹 最後のメールはデマ!? - Hagex-day info
BuzzNewsはサイトで謝罪文的な文章を出しているのだけれど、あまりにも酷かったので赤入れをしてみた。
BuzzNewsの謝罪文が酷すぎる - Hagex-day info
繰り返すが、アフィリエイトをやるな! と言っているのではない。広告が主となっている記事は「宣伝」とはっきりと書いて欲しいだけだ。
主従関係が逆転したアフィリエイト稼ぎの記事には「PR」表記を入れてほしい - Hagex-day info
批判された人からも相次いだ「惜しむ声」
事件で亡くなったのはHagex氏ではないかという声が大きくなりだした頃、かつてHagex氏とネットで論戦を繰り広げたイケダハヤト氏、大学生の頃から自身の言動を「ウォッチ」されたはあちゅう氏などが追悼のコメントを寄せている。
言うまでもなく、Hagex氏と親交のあった方々からも、突然の死を悲しむコメント、交流出来なくなったしまった事を嘆くコメントが相次いだ。
Hagexが死んでしまった。「こいつ、Hagex」といって紹介された直後に本業の名刺を貰って、そのギャップに驚いたものだった。品性劣悪なネットウォッチャーと思いきや、時折、誰もが憚るような記事を書く。その危うさに彼なりの正義感を感じていた。願わくばもっと巨悪に巻き込まれて死んでほしかった。
— mala (@bulkneets) 2018年6月25日
いろいろお話したことを思い出さずにはいられない
— narumi (@narumi) 2018年6月25日
Hagexさんは厳しくて優しい人。https://t.co/PjUD427v3l
上記の記述に「奥さんのTwitterによれば、4畳半に5人で寝ているとか・・・。」と書かれていて、ほんまかいな!? と思ったら、本当だった。
育児を協力しないイケダハヤト氏、妻から暴露される - Hagex-day info
hagex氏には一方的にdisられてたし、過去ログ漁ればぼくに対する誹謗中傷山ほどありそうだけど、だからといって執筆活動が原因で殺されてしまうのはあんまりだよなぁ……。一方的に難癖つけて恨まれることはブログ書いてたら誰にでもあるし、他人事じゃない。
— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月24日
全部を拾っていったらキリがないので、はてブ数を参考にHagexセレクトになっております。ただ、これだけ抑えておけば、あなたも今日から、この騒動について詳しく語られるよ! しかし、わずか数日で凄い量だ。
はあちゅうのセクハラ告発大炎上まとめ(追記あり) - Hagex-day info
死んじゃったら戦えないじゃんね。
— はあちゅう(こっちはサブアカ) (@bot_hachu) 2018年6月25日
一番古参のアンチの一人だったかもしれない。


事件のきっかけ「低能先生」とは
松本英光容疑者とみられる「低能先生」と呼ばれていた人物は、はてなブログなどのブロガーを対象に罵詈雑言のコメントを繰り返していた。低能先生は「はてな」で複数のアカウントを保有し、死亡したHagex氏だけでなく、様々なブロガーに対して悪口のコメントを送った。
複数のアカウントを所持している場合、同一人物であることの判別は難しくなるが、文末などに「低能」と書くといった共通点があったため、これらのアカウントを総称として「低能先生」と呼ぶようになったという。
今回の殺人事件については、Hagex氏が「低能先生」を運営に通報しようと呼びかけたことが原因の1つではないかとも言われている。
低能先生には、去年あたりから、増田やブコメで3回ぐらい、目の前にいたら殺してやる的なことを書かれていたので、あれでちゃんと通報したり被害届出したりしていたら、結果として今回の惨劇は無かった可能性があるかもしれない、などと考えてしまう。辛い
— 在華坊 (@zaikabou) 2018年6月24日
hagexが他のユーザーを誹謗中傷して恨みを買ったから刺された、みたいな表現はやめてほしいな。元々荒らしユーザで周りに低脳低脳と喚き散らしていた奴がいて、自然と「低脳先生」と呼ばれるようになっていった。ネットウォッチ的に低脳先生の行動とその対処法をまとめていたのがhagexだっただけ
— 長万部@香川県 (@osyamannbe) 2018年6月25日
おいネット弁慶卒業してきたぞ
改めて言おう
これが、どれだけ叩かれてもネットリンチをやめることがなく、俺と議論しておのれらの正当性を示すこともなく(まあネットリンチの正当化なんて無理だけどな)
俺を「低能先生です」の一言でゲラゲラ笑いながら通報&封殺してきたお前らへの返答だ
「予想通りの展開だ」そう言うのが、俺を知る全ネットユーザーの責任だからな?
「こんなことになるとは思わなかった」なんてほざくなよ?
おいネット弁慶卒業してきたぞ 改めて言おう これが、どれだけ叩かれてもネ