最近、『NEWS23』のメインキャスターである膳場貴子氏が、降板を申し入れたか否かが大きな話題となっている。膳場氏が自らのFacebookで報道に対し、「子供は大事に育てたいし、仕事でも責任を負いたい。
贅沢だけど、生き方の大事な部分なので、この記事は見過ごせず、誤報だと声をあげてみました。」と怒りを露わにしたのだ。

さて、そんな膳場氏はフリーアナウンサーとしてTBS系の『NEWS23』に出演していたのだが、元々はNHKのアナウンサーであった。

【NHKの代表するアナだった膳場貴子】


2001年のとある週刊誌では「NHKの新世代アナ」として特集を組まれている。
事実、この年の『第52回紅白歌合戦』では審査員レポーターを、2年後の『第54回紅白歌合戦』では紅組司会を務めた。そして、人気番組だった『プロジェクトX』でも産休に入った久保純子アナに代わって司会に抜擢されたし、『おはよう日本』でも土・日のキャスターを務めていた。
このようにNHKを代表するアナともいえた膳場貴子氏は2006年にNHKを退職。この年から『NEWS23』で活躍を続けていた。


【膳場貴子の変わらない信念とは】


また、特集では本人のインタビューも掲載されている。このインタビューを読むと今回、膳場氏がFacebookで怒りを露わにした理由がよく分かるのだ。
というもの彼女は、「女性が長く続けられる仕事はなにか。将来子どもを生んだり、親の介護をすることになっても、または女性であること自体がマイナスにならない仕事はなにか考えた結果がアナウンサーだった」と語っているのだ。

このインタビューは2001年に行われたものであるが、「子どもを生むことになっても仕事(アナウンサー)を続ける」という信念は今も変わっておらず、"降板を申し入れた"という誤報に対する抗議へと繋がったのだろう。