今回はかつて紅白で起きたトラブルやハプニングについて振り返っていこう。
長渕剛がまさかの熱唱
1990年、長渕剛がベルリンからの中継という形で初出場した。しかし、歌唱前に「今の日本人、タコばっかりですわ」と文句を言ったり、3曲も歌ったり(歌唱時間17分)と大暴走。
これに対して、紅白ファンや他の紅白出場歌手も不快感を示したため、2002年まで紅白では中継先で歌う演出を取らなかった。
とんねるずの過激な演出
1991年に出場したとんねるず。石橋と木梨はそれぞれパンツ一枚、紅白のボディペインティングで登場した。

背中には石橋に「受信払」、木梨に「料をおう」(二人並ぶと「受信料を払おう」と読める)と墨で書いたメッセージが書かれていた。
本木雅弘のコンドームパフォーマンス
本木雅弘は1992年の出場時、エイズ撲滅を訴えるためコンドームのようなものを持って歌唱。

さらに首には、九つのコンドームをネックレスのように掛け、半ケツで腰をひねりながら歌い続けたのだった。
小林幸子の豪華衣装 電飾が付かず
さらに1992年は小林幸子もトラブルに見舞われている。本番中にコンピュータがショートして故障し、推定4億円ともいわれる衣装の約3分の2の電飾が付かなかった。
マイクが倒れた! WaTを襲ったトラブル
昨年、解散を発表したWaT。彼らは2006年に紅白初出場を果たしたが、歌唱中になんとマイクが倒れるというアクシデントを経験している。
原因はカメラマンがWaTを撮っていた際、マイクスタンドにカメラコードが引っ掛かったのだが、それに気づかずにカメラマンが舞台から降りたこと。
突然のアクシデントであったが、WaTの二人が歌うの止めずに、笑顔で対応していたシーンが印象的だった。
DJ OZMAの全裸パフォーマンス
近年の紅白でもっとも印象的ともいえるこの事件。実際は裸体風のボディスーツを着用していたのだが、精巧であったがために誤解を生み抗議が殺到した。
実際に苦情が殺到し、連日ワイドショーなどで大きく取り上げられる騒動となってしまう。
結果的にはDJ OZMA本人や所属事務所が謝罪をしたことで幕引きとなったが、DJ OZMAはNHK出入り禁止となってしまった。
このように調べてみると、いろいろなトラブルが起きていた紅白。少々気は早いですが、今年の年末に行われる紅白では、どんなトラブルが起きるのかにも期待したい。
(絵:ハセガワシオリ)