実はこの「メガネ大根」という不名誉なあだ名は、過去に上田が同じように酷すぎる演技を披露したことで付けられたものだ。
2007年『和田アキ子殺人事件』でも酷すぎる演技
2007年2月にスペシャルドラマとして放送された『和田アキ子殺人事件』で準主役となる刑事役を演じた上田。ここでの演技力が酷すぎたため、当時放送していた『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』で散々に弄られ、「メガネ大根」とあだ名を付けらけてしまった。
ラジオの中で有田が上田の演技に対して「真剣にやってました? アッコさんのドラマだからって手抜いてたでしょ」と話を振ると、上田は「あー、頑張ってあれだけだよ、だから思ったさ、死のうと」との回答。
そして有田は演技以外にも、衣装もおかしいとこう指摘している。
「単純にメガネと髪型もおかしいと思った。ウケを狙っているんだけど、出てきた瞬間滑っている感じで。なんなんだろう。ドラマの役作りが出来てないよね」
上田晋也の演技に大爆笑した有田哲平
さらに有田の弄りは続き、特にドラマ内で酷かったシーンを挙げている。その場面とはドラマ内で三村が演じていた人物の息子が上田を発見し、いつも付きまとっていることを指摘。それに対して上田がとぼけて「いや、見てないですよ」と目を背けるというもの。
有田いわく、このシーンは最低で「あんな古い演技はないよ。そこだけ3~4回巻き戻して見て深夜に大爆笑したからね。
ドラマに2度と出ないと語っていた上田晋也
有田から「あれゴミでしょ、ひどい大根だった」とラジオ内で酷評されていた上田。演技に対する弄りはリスナーからもされており、「特に上田のメガネ姿が酷かった」「『容疑者は芸能人全員だ』と言うところが一番メガネ大根だったぞ」などと散々な言われよう。ドラマ内でメガネを掛けていて大根演技をしていたから「メガネ大根」というわけだ。
ここまでボロクソに言われていた上田は「俺酷いんだよ、マジで。だから嫌だって言ってんだよ。あれが全力だよ、だから決めたよ、2度と出ない。そして死のうと。明日から日本中行脚しておわびしますから」と言っていた。
しかし9年後の2016年、なんと上田の方から番組プロデューサーに提案したことがきっかけでバカボンを演じたのだ。演技力はあいかわらずであったが、なにか心変わりがあったのだろうか。
とはいえ蓋を開けてみると視聴率は12.2%とまさかの好視聴率! まさに「これでいいのだ」といったところだろうか……。
※イメージ画像はamazonよりくりぃむしちゅー語入門 (新潮文庫)