90s

「モータルコンバット」実写取り込みの残虐描写が与えた衝撃を振り返る

90年代初頭、ストリートファイターIIを筆頭にアーケードゲームの主役は一気に格闘ゲームに傾きかけていた。格闘ゲームは打撃や必殺技を繰り出して対戦相手の体力ゲージを0にするか、タイムアップ時に自身の体力ゲージ残量が相手より多ければ勝利というシンプルなルールだ。

「それだけで満足するのか?」とでも言いたげなアメリカ生まれの格闘ゲーム『モータルコンバット』が、そんな格闘ゲーム界の熾烈な争いに少し遅れて参戦してきた。
「モータルコンバット」実写取り込みの残虐描写が与えた衝撃を振り返る
画像はAmazonより

実写の微妙なキャラクターともっさり操作


『モータルコンバット』の特徴は、実写から取り込んで作られたリアルなキャラクターだ。しかしなぜか使用可能キャラ7名のうち、実に5名の見た目がアジア系だった。インターネットもない時代、アメリカでは本気で今でも忍が暗躍しているとでも思っていたのだろうか。

また、ストリートファイターIIの操作に慣れてしまったゲーマーたちにとって、『モータルコンバット』のもっさりした操作性は受け入れがたいものがあった。そのため日本での人気はいまひとつだった。

衝撃のフィニッシュ「究極神拳」


登場当時は微妙という評価しか受けていなかった『モータルコンバット』だが、他とは違う画期的なシステムが一部のマニア層にガッチリとハマった。そのシステムとは「FATALITY」という勝利後にフィニッシュを決めることのできるシステムで、日本版では“究極神拳”という無駄にかっこいい名称がつけられている。

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