朝ドラで一躍人気爆発した彼が、先に台湾での人気が出ていたというのは有名な話。
ディーン・フジオカの妹はアイドルだった!
その妹というのは、藤岡麻美という1981年生まれのタレント。兄に似て、アジアン・ビューティー的な美形の顔立ちの彼女は、実は1998年〜1999年にかけて活動していたグループ「チェキッ娘」のメンバーだった。
チェキッ娘は、当時AKB48などを手がける以前の秋元康が協力した、フジテレビの企画番組「DAIBAッテキ」でのオーディションで生まれたアイドルユニットだ。
その出身者には、いまでも崖っぷちアイドルとしても有名な熊切あさ美や、アニメソングで活躍する歌手・下川みくに、そのほか野崎恵なども在籍していた。
チェキッ娘のメンバーには合格した順にそれぞれチェキッ娘IDという番号がつけられていて、藤岡麻美はID012。第1回のオーディションで決まった6名は001〜006までのIDをくじで決められていて、熊切あさ美はID006だった。
メンバーたびたび「チェキッ娘ID○○○(番号)+□□□(名前)!」と元気よく自己紹介していた。
メンバーに番号がつけられるこの形には、平成の「おニャン子クラブ」的なアイドルとして企画された印象が色濃く表れているが、実際のところ秋元康は直接プロデュースをしていないようで、楽曲の詞も提供していない。
歌が上手いとは言いがたいメンバーの中で、藤岡麻美の歌唱力は光っていた。
その後メンバーの脱退や、「DAIBAッテキ」の終了(その後後続番組はつづいた)などで、そもそも一年の限定プロジェクトだったグループは「旅立ち」という形式で解散となる。
「チェキッ娘」解散後の藤岡麻美
チェキッ娘解散後、藤岡麻美はガールズバンド「chee’s」として活動し、シンガーソングライターとしてもソロ活動を展開していく。
チェキッ娘当時から歌唱力を高く評価され、リードボーカルを担当することも多かった藤岡麻美。
そして彼女は2013年より、兄ディーン・フジオカの活動していた台湾に拠点を移し、芸能活動を続けている。
ディーン・フジオカ旋風にあわせて、今こそチェキッ娘を思い出してみるのもおもしろいかもしれない。
(空町餡子)
※イメージ画像はamazonよりBest Memories