90年代〜00年代の芸能ニュースや懐かしの流行を考察!

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「ボクの芸は20世紀で終わり」上岡龍太郎が芸能界引退した理由

ライター情報:こじへい

芸能界において、これほど潔の良い引退はあったでしょうか? 島田紳助のように、不祥事が理由でもない。大橋巨泉のように、気が向いたらたまにテレビにでる“セミリタイア”でもない。最近話題となった岡本夏生のように、「生放送以外は出ない」という中途半端なスタンスでもない。

しかも、複数の看板番組をもっていたにも関わらず、本当に綺麗さっぱり全て降板。マスコミの前に姿を現すのは、生前世話になった著名人の葬儀の時だけ。
その首尾一貫した姿勢は、一種の様式美さえ感じさせます。その人物の名前は上岡龍太郎。話芸の達人として君臨した、関西お笑い界の巨星です。

話芸の達人だった上岡龍太郎


次から次へと言葉が紡ぎ出される流暢な語り口調。適当なことを言いながらも、最終的に聴衆を思わず納得させる、巧妙かつ力技めいたロジック。油断したところにぶち込まれる突然の毒舌……。知性派と評されたその芸は、いわゆるコテコテの関西的芸風とは一線を画する、スマートかつ独特なものでした。

その話芸の一端が最近、と言っても10年ほど前になりますが、発揮されたのは2007年のこと。盟友であり恩人の横山ノックが死去した際に自身が発起人を務めた「横山ノックを天国へ送る会」の時でした。
「ノックさん、あなたはボクの太陽でした。」という故人を偲ぶ一言から始まる、笑わせるも泣かせるも自由自在な口上に世間は驚嘆。
引退してこの時で既に7年。なおも錆付かない話芸により、改めて不世出の芸人であることを証明して見せたのです。

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ライター情報: こじへい

中高生の頃はラジオのハガキ職人で、今はフリーライター。求人広告、映画・音楽・芸能関連のコラム、ほぼ経験の無い恋愛記事など、何でも書きます!

2016年5月22日 23時18分

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    かっこいいという言葉すら下世話に思える。凛々と去っていかれた後ろ姿。今は何をされているのでしょう?

    1
  • 匿名さん 通報

    この人の若い頃の印象は”クソ生意気な奴”だったけど、自分が入院していた時にテレビでつるびんさんと漫談していて術後の傷口が痛くなるほど笑わしてもらった。上質な笑いをありがとうとお礼を言いたい。

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