今年の2月、元幕内力士水戸泉の錦戸親方がソプラノ歌手の小野友葵子さんと結婚を発表した。現役時代は豪快な塩まきと巨体を生かした懐の深い相撲で人気だった水戸泉。

お相手の小野さんは31歳。錦戸親方は53歳にして初婚であった。

そう、初婚。それは間違っていない。しかし彼は、37歳でまだ現役だった2000年に一度婚約発表をしながら、わずか2週間で婚約解消したという過去を持つ。
水戸泉に非があったわけではない。
彼の選んでしまった相手が一筋縄では行かない「化け物女」だったのだ。

「プロスポーツ選手食い」だった水戸泉の婚約者


水戸泉の婚約者だったA子は、婚約発表時、元OLで家事手伝いの27歳というプロフィールで公表された。しかし、実際の年齢はこのとき33歳。6つも年齢をサバ読んでいたわけである。
まあ年齢詐称くらいであればよくある話だが、それだけでは話は済まなかった。A子は過去に二人のプロ野球選手との間で、重婚騒動を起こしていたのである。

四谷の有名寿司店M(A子の父である店主逝去により2009年に閉店)の一人娘として育ったA子は、1988年に千葉ロッテマリーンズのプロ野球選手伊藤史生と結婚。
4人の子供をもうけた。同選手が引退後は、実家の後継を想定し寿司屋修行までさせていたが、後に関係が悪くなり別離。

その後A子は、籍を抜かないまま西武ライオンズの投手森慎二に経歴を隠し接近(このときに年齢もサバ読み)。1999年には事実上の結婚生活を開始し、森との間にも1人息子が誕生した(素性がばれるのを避けるため結局森との間で入籍はせず)。
しかし、不審に思った球団の調査で素性がばれ、森と別離。子供も引き取っている。

このとき、A子には、伊藤、森以外にも複数のプロ野球選手との交際の噂があった。つまり筋金入りの「プロスポーツ選手食い」だったのである。

最終的には婚約破棄を選んだ水戸泉


そして、そんなA子の次のターゲットとして選ばれてしまったのが、水戸泉であった。
それまでプロ野球選手専門に追っかけていたA子がなぜ力士に標的を変えたのかは定かではないが、恐らくプロ野球各球団に面が割れてしまい警戒されたため、角界に手を出したのではないかと思われる。

水戸泉との婚約時点で「27歳の元OL家事手伝い」などではなく「2人のプロ野球選手との間で重婚騒動を起こした5人の子供がいる33歳」だったA子。
婚約発表後、A子の素性に関する報道が出てもなお「彼女を信じたい」と気丈に振舞っていた水戸泉だが、その後週刊文春などにも後追い記事が掲載され、最終的には婚約破棄を選択した。当時の夕刊紙報道では、水戸泉が再三婚姻届の提出を求めてもはぐらかしたり、部屋の若い衆にアプローチするなど不審な点は多かったという。


婚約破棄の前にも交際報道が


水戸泉は、この婚約破棄騒動以前にも、タレントの三東ルシアとの間で交際報道があった。後に週刊誌で三東が語ったところでは、真剣に交際していたが、水戸泉の親が知る前に、三東との交際報道が出てしまったため、疎遠になったとのことである。
更には、直接関係ない話だが、2007年に「福山雅治には悪霊がついている」など意味不明のビラを持った女性が土俵に上がろうとした騒動時に、その女性を止めて引きずりおろしたのも水戸泉(錦戸親方)であった。
どうも、彼には女難の相があるようである。今度の結婚がうまくいくよう本当に心から祈っている。

なお、A子は、水戸泉と婚約解消した後、驚くべきことに元幕内力士の追風海と結婚した。
その後、離婚をしたところまでは報じられているが、現在の消息は不明である。